4話 ページ6
『....』
目が覚めると椅子に座らせられていて目の前には金髪の眼鏡のかけた男が椅子に座り何かを書いていた
不思議なことに僕を気絶してまで運んだ癖に僕を逃げられないように縛ったりはしていない
一体何がしたいのか分からない
？｢起きたのか？｣
男と目が合ったが僕はわざと目を逸らした
？｢お前は凄い。15で軍に入るとはな...｣
男は段々と僕に近寄って来る
来るなよ...
？｢私達の仲間になってみてはどうだ？｣
.........は？
勧誘？そんなのすぐ｢はいなります｣って言うわけねぇだろ
？｢返事は待つ。帰りたいのなら自分で帰ればいい...帰れるのならな。まぁ、今日は少し休んでいったらどうだ？疲れただろ｣
男はそう言うと誰かの名前を呼ぶ
すると、赤いマフラーを巻いた男が来た
？｢トン氏、こいつの休める部屋に案内してやってくれ｣
？｢まぁええねんけどそっちも仕事やりや？｣
赤マフラーの男は僕を少し睨みながら｢来い｣と言った
だが、僕は椅子から1歩も動かない
？｢聞こえとるんか？来いって｣
『......』
イラついたんだろうか、赤マフラーの男は僕の腕を掴み椅子から引き剥がす
痛いっ...こいつ....ふざけんなよ
そのまま赤マフラーに引っ張られながらある部屋の前に着いた
中に入ると普通の部屋
？｢じゃ、ちゃんと休めよ｣
そう言い扉を閉められる
『...』
あの赤マフラーの男が部屋から離れたかを足音で確認する
『(行ったな...)』
あの男が言ってたよな...帰りたいのなら自分で帰ればいいって...
そんじゃ、遠慮なく帰らせて頂きます
扉は鍵がかけられていないので普通に開いた
ゆっくり音があまり鳴らないよう扉を開き小走りで出口を探す
『っ！？』
壁の先にここの幹部だろう男2人が話しながら歩いていた
『(危ない危ない...見つかったらまた部屋に戻される...)』
見つからないよう隠れながら出口らしき場所に着いた
『(はっ！チョロい...僕は帰る。帰るね！)』
扉を開けようとすると
《残念、全部丸見えやで》
『(は？？)』
扉は開かず後ろを振り向くとここの幹部共に囲まれてしまった
だって...帰るのなら自分で帰ればいいって...
金髪の眼鏡のかけた男は笑いながら言った
？｢帰りたいなら帰れとは言ったが...簡単に帰すとは言ってないゾ｣
『(ふざけんなっ...こんなの....絶対帰れるわけないじゃんかっ...)』
結局ここの幹部の男に捕まり部屋に戻された
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名無しという名のラムネ(プロフ) - ひまりさん» 返事遅くなり申し訳ありません💦ありがとうございます！！励みになりました！更新が遅くなりますが読んでくださってありがとうございます！！ (2021年10月24日 22時) (
レス) id: a27fd59e7c (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - めっちゃ展開おもしろいですね！これからも頑張ってください！ (2021年10月7日 3時) (レス) @page11 id: 6ddea9697a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年8月19日 12時
