【d!】囚人の皆さん (ページ4)

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3話ページ4

『はぁ...もう』

腕をさすり大きなため息をつき椅子に座った。

あー...眠い。疲れた...走らなかったからまだマシだったが疲れるのは疲れる。

俺は眠りについた。

g｢...フン。面白い女だ｣

―朝―

『おい！201番！起きろ。朝だ』

あれ？静かすぎる...まさか！？

見ると、あの囚人はいなかった。

『くそがァ！！！』

g｢女の子がそんな言い方するなんて可愛くないゾ？｣

また後ろからあの囚人が現れる

『お前どうやって抜け出した！？』

g｢どうって...普通に？｣

その普通が分かんねぇんだよ！

『...はぁ。お前さぁ、罪を犯して反省する気あんのか？』

g｢反省...知らんな｣

『あっそう。おら、お前はここで食べるんだ』

そう言い部屋に戻す

g｢何故俺だけだ？｣

『脱走するからだよ！！分かんだろ！？』

g｢ふっwそうか｣

『何が面白い？笑う要素ねぇだろ』

なんだよコイツ...

すると、トランシーバーから主任の声が聞こえた。

《A。今すぐ主任室に来て欲しい》

『分かりましたけど...201番どうするんだ？』

《他の看守に任せる》

『了解。今すぐ行きます』

g｢どこに行くんだ？｣

『教えるわけねぇだろ。脱走すんなよー』

俺は急いで主任のいる部屋に向かった

『失礼します』

｢A。すまないが、次来る囚人も担当してくれないか？｣

『へっ！？』

｢こっちに入ってくる囚人が結構いてな...頼んだぞ｣

あの主任マジでふざけんな。阿呆！馬鹿！〇ね！

『前の主任の方がまだ優しかったのにぃ...』

｢あ、A看守｣

『俺のいないあいだ監視してくれてありがとう。どうだった？脱走しなかった？』

｢脱走？あの囚人、脱走する気無しでずっと寝転んでましたよ？私が話しかけても無口だったし...あんまり喋らないんですか？この囚人｣

『えぇー...俺の時だけ？』

g｢帰ったのか｣

『なんで俺以外の看守には俺の時みたいに脱走とかしないんだよ。チャンスはあっただろ』

g｢さぁな。俺はあいつに興味が無い｣

『はぁ？差別か？あ、そうだ...この部屋にまた新しい囚人が入る。仲良くしてやってくれよ？喧嘩やめてくれよな』

g｢心配するな。そんなことはしない｣

『信じられんな』

コイツみたいではなくまだマシな奴がいいんだがなぁ...