【d!】囚人の皆さん (ページ21)

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16話ページ21

g｢...おかしいゾ...｣

t｢なーんかおかしいよな｣

｢何がおかしい｣

g｢...｣

｢無視をするな｣

g｢何故Aでは無くお前なんだ？｣

｢昨日A先輩が失踪したんで俺が代わりに担当しているんっすよ｣

g｢失踪？｣

｢はい。俺が最後にA先輩を見たのは一昨日なので分からないんっすよ...早く戻ってくるといいんですがね...｣

失踪か....

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『ん...ここ、は？』

目が覚めると見知らぬベッドに寝かされていた

『...ここどこ？』

助けを呼ぼうと小型通信機を探すが無い

『は！？誰にも分からなそうな場所に隠したのに！！』

ポケットにも無い...裾にも襟にも無かった

？｢目が覚めた？｣

声のする方を見ると天と書かれた布を顔に付けた背の小さな人

『フン...前にいた奴か。俺がグルッペンに何かしたからこうなったのか？』

？｢いや？少し違うな｣

奴は俺の頬を掴み向けた

？｢お前...ホンマに覚えとらんの？｣

布が勢いでペラリとめくれる

『は？なんの事？てか、そもそもお前らのことなんか知らん...覚えてるのはあの人だけだ』

？｢...グルッペンはな...お前をずっと探しとったんやぞ...なのに...仇を打っただけやのに！なんでグルッペンは捕まらなくちゃならんようなったんや！？｣

『そんなの俺に言われても知らねぇよ！』

？｢まあまあ、2人とも落ち着きましょう｣

扉からミルクティー色の髪色をした人が来た

？｢...フン。思い出すまで帰さへんからな｣

『は！？ちょ』

扉の方に行こうとすると、ガシャっと音がなり音のする方を見ると片足だけ足枷が付いていた

『待てよ！おい！』

俺がいくら叫んでも2人は無視し部屋から出ていき鍵をかけられた

ロボロ視点

e｢ロボロさん...｣

r｢ごめん。1人にさせて欲しい｣

e｢分かりました...｣

俺は自分の部屋に入る

r｢なんで...なんで思い出してくれへんの...｣

Aがいない数年間ずっと寂しかった...グルッペンを助けに行こうとゾム達と行った後、俺はAの事を調べた。そしたらAは昔俺らと一緒におったあのAやって分かったんや。

r｢なのに...なんでっ｣

すると、扉をノックすると同時にエミさんの声が聞こえた

e｢ロボロさんすみません...分かったことがありまして...｣

r｢あ、うん。今行くわ｣

俺は部屋から出た

リビングルームに行くと、見覚えのある人がいた

r｢しんぺい神！？｣