9話 ページ10
グルッペンにその書類渡したら中庭来いって...なんでだよ
緑のパーカーの吸血鬼にそう言われ俺はグルッペンに書類の束を渡し中庭に向かった
『...ここ、か？』
中庭っぽい所に着く
そこには、先程の吸血鬼がいた
？｢お、よぉ。待ってたで｣
『こんなとこに呼び出してなんでしょうか...』
人間の匂い消したはずだよな...？
z｢俺の名前はゾムっていうねん。なぁ、俺と手合わせしてくれへんか？｣
『...え？』
手合わせ？？？僕、喧嘩とかしたことないんだけど...
『ご、御遠慮します...仕事があるんで...』
そう言いその場から立ち去ろうとすると
z｢まぁまぁ、トントンの助手やろ？結構強いんとちゃうん？｣
そう言われ肩を掴まれる
『い、いや...強くは無いです...では』
z｢ちょっと待ってぇや！絶対強いって！なぁ、ちょっとだけやから！｣
しつこ過ぎる...
『分かったよ...』
z｢よっしゃ｣
はぁ...吸血鬼vs人間とか...絶対吸血鬼が勝つだろ
ゾムはぴょんぴょんと軽く弾む
それを見て僕はため息をつくしかない
z｢んじゃ、手加減せぇへんからな｣
そう言うとゾムは物凄い速さで僕に襲いかかる
『はっや...！？』
z｢おらっ！｣
ゾムの蹴りが目の前に来る。僕はギリギリ避け尻もちをついた
『って...』
z｢なんやもう終わりなんか？｣
吸血鬼はケラケラと笑う
うっざ...
『お前が強すぎるんだよ。もっと手加減しろって』
z｢えぇー。面白くなるかもなぁって思っとったのに...｣
ゾムは僕を引き上げようと手を出す
引っかかったな
z｢わっ..！？｣
僕はゾムの手を両手で引っ張る
ゾムは顔を強く打ち蹲る
『はぁっ...悪い。僕はこれしか出来ないから...手合わせは終わり。じゃあな』
僕はゾムを残しその場から立ち去った
z｢...やるやん...おもろいなぁ｣
『...ただいま帰りました書記長ー』
t｢ちゃんと渡したか？｣
『凄く嫌な顔してた』
t｢はぁ...分かった。ありがとう｣
トントンはそう言うと書類の整理を始めた。すると、トントンは汚れた僕を見て驚いた
t｢お前、何したんや！？他の奴らに襲われたんか？｣
『そうなのか分かんないけど...ゾムっていう奴が手合わせしよって言われて結果こうなっただけ...です』
僕はトントンにそう言うと服に付いた砂などを払いこう言った
t｢はよ風呂入ってき。それ洗濯しろよ｣
『分かってる...オカンかよ』
そこからトントンの説教を受けたのは別の話
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くりぃむパン - めっちゃ愛読しているので２周目読みに来ました。主人公の画像ってどこで作ったものなんですか？教えていただきたいです！ (2023年2月17日 13時) (
レス) @page1 id: cbeed890ed (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - ぬっこさん» コメントありがとうございます！本当だ...教えてくれてありがとうございます！ (2021年7月29日 10時) (レス) id: 264a03172a (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - ノヴァ。さん» コメントありがとうございます！励みになりますっ！頑張りますのでこれからもよろしくです(/｡'(ｪ)')よろしクマ (2021年7月29日 10時) (レス) id: 264a03172a (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - 作者様っ、あの、26話がないです、、、 (2021年7月29日 8時) (レス) id: c533be7b64 (このIDを非表示/違反報告)
ノヴァ。 - えまってこういう系の展開まじで好き過ぎる (2021年7月28日 17時) (レス) id: 19e8c2f272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年6月22日 14時
