39話 ページ40
A視点
『...あれ？』
ここ...あの時の
真っ白の空間...もう1人の自分と初めて会った場所だ
｢目ぇ覚めたのか...遅せぇよ｣
『お前...また...次は何だよ』
いつもいるかのようにもう1人の自分が僕の隣に立っていた
｢...別に。少し会いたくなったからな...話したい事もあるし｣
『話したい事？』
｢あぁ。お前、死にかけてたんだぞ？あの吸血鬼に殺されかけた｣
ロボロの事...？てか、死にかけてたんだ...
｢普通の人間なら死んでいる｣
『え？普通の人間なら死んでいる？僕、普通の人間だけど？』
どういう事？
｢お前は普通の人間じゃ無い。自分でも"まだ"分からないのか？｣
『し、知らない...分からない』
そう言うともう1人の自分は大きく溜息をつき言った
｢俺はお前。俺は、吸血鬼だ。気をつけた方がいいぞ？お前の仲間が危ない｣
そう笑うともう1人の自分は消え目が覚める
医務室のベッドにいた
『はぁ...はぁ...どういう事...』
sn｢大丈夫！？｣
しんぺいさんが心配そうに話しかける
今までの事をしんぺいさんから聞いた
僕が2日間昏睡状態だった事、毎晩魘されていたこと
『そうだったんだ...他のみんなは？』
sn｢今は居ないよ｣
『....そか』
しばらくするとしんぺいさんは医務室から出ていった
僕の仲間が危ない...？嫌な予感がするな...
気付かれないよう医務室を出て地界へ向かうことにした
帰ってみると誰もいない
静かな廊下を歩く
ある1つの部屋には明かりが付いていた
部屋に入るとチーノとシャオロンがいた
sho｢えっ！？もう帰ってきたん！？｣
ci｢何かあったの？｣
2人は驚いた顔で僕に言った
『み...みんなは？なんで...？』
sho｢あー...大丈夫や。ショッピとゾムの事やろ？2人ならグルッぺン達が必ず見つけてくるから安心し｣
《仲間が危ない》
それはゾム達の事なのか...グルッぺン達の事なのか
僕には分からなかった
『...っ僕も探しに行く！((ci｢待て｣))』
チーノは僕の腕を掴む
ci｢地界で1人は危ない。それに、お前人間やろ？あかん。待っとき｣
sho｢チーノの言う通りや。1人は危険や｣
『.....嫌！』
僕は今日初めて吸血鬼に強く口答えした
怖い...
『ごめん...』
僕はチーノの手を振りほどき部屋を出た
きっとユキナリとツムグの仕業だ....
急いでユキナリとツムグがいた場所に向かう
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くりぃむパン - めっちゃ愛読しているので２周目読みに来ました。主人公の画像ってどこで作ったものなんですか？教えていただきたいです！ (2023年2月17日 13時) (
レス) @page1 id: cbeed890ed (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - ぬっこさん» コメントありがとうございます！本当だ...教えてくれてありがとうございます！ (2021年7月29日 10時) (レス) id: 264a03172a (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ(プロフ) - ノヴァ。さん» コメントありがとうございます！励みになりますっ！頑張りますのでこれからもよろしくです(/｡'(ｪ)')よろしクマ (2021年7月29日 10時) (レス) id: 264a03172a (このIDを非表示/違反報告)
ぬっこ(プロフ) - 作者様っ、あの、26話がないです、、、 (2021年7月29日 8時) (レス) id: c533be7b64 (このIDを非表示/違反報告)
ノヴァ。 - えまってこういう系の展開まじで好き過ぎる (2021年7月28日 17時) (レス) id: 19e8c2f272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2021年6月22日 14時
