54話 ページ10
復旧作業が終わったのか辺りが一斉に明るくなった
明るくなった瞬間ウーウーと警報音が鳴り響いた
tn｢あかんもうバレよった！｣
すると、通信機器からロボロの声がした
《rb｢そのまま真っ直ぐ突っ切ると出口に着く！とにかく走れ！｣》
tn｢そのまま真っ直ぐ行くんやな？分かった！｣
そのまま真っ直ぐ向かおうとしたその時
｢ここからは通さん！覚悟しろ我々国幹部共！｣
ルフィア帝国の軍兵に行く手を阻まれる
軍兵は剣を抜き俺に襲いかかってきた
tn｢〜っ！邪魔や！！｣
剣の刃で攻撃を防ぎ大きく振りかぶった
刃同士が当たる音が城内に鳴り響く
em｢....っ｣
敵を前に立ち往生するエーミールに向かい俺は大声で叫んだ
tn｢何突っ立っとんねんエーミール！！はよ先行かんかい！！｣
em｢で、でも((tn｢ええから行けエーミール！！！｣))....っ分かりました！｣
急ぎ足で逃げるエーミールを1人の軍兵が剣を持ち追いかけようとする
｢待てぇっ((tn｢お前の相手は俺や！！｣))何っ！｣
《tn｢エーミール。もしもの為に通信機エミさんに渡しとくわ｣》
《em｢何故私に...？｣》
《tn｢ルフィア帝国の軍兵と敵対するってなるかもしれん。エミさん戦うのあんまり得意とちゃうやろ？やからこれ持って先に逃げ｣》
《em｢でも、それではトントンさんが｣》
《tn｢俺は大丈夫や｣》
あくまでこれは時間稼ぎや...それがいつまで続くか分からへん
｢おらぁっ！！｣
tn｢っ！.....｣
攻撃を剣で防ぐと、横から他の軍兵が俺に向かい剣を振りかぶった
tn｢しまっ....！｣
対処出来ず軍兵の攻撃が横腹に当たった
tn｢痛ってぇ....｣
攻撃を受けた横腹は服越しから血が溢れ出ており赤く染みが出来た
tn｢はぁっ....｣
ぽたぽたと床に血が垂れ落ちる
動こうとすると横腹の傷が痛みフラついてしまう
｢もうお終いか？我々国の奴も案外弱いんだな｣
周りから笑い声が聞こえる
｢聞こえてんのかぁ？なァ！？｣
もう一度剣を振りかぶろうと軍兵は俺に向かい走ってくる
｢食らえっ！｣
他の軍兵達も剣を持ち俺に襲いかかる
tn｢....｣
ここまでなんか......
剣を握り締め歯を食いしばった......その時
｢何っ！？｣
何処からか突然手榴弾が投げられ爆発した
tn｢〜っ！....お前っ｣
zm｢チーッストントン。助けに来たで｣
ゾム、シャオロン、コネシマ、ひとらんらんが目の前にいた
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作者名：名無しという名のラムネ | 作成日時：2022年9月14日 2時
