【d!】無口軍人 [男主] 弐 (ページ13)

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57話ページ13

ゾムは血を流し後ろに倒れた

sho｢ゾム！！｣

kn｢〜っお前！！！！｣

男の方に行こうとするコネシマの手をひとらんらんは掴んだ

ht｢駄目だ...コネシマ｣

kn｢チッ....｣

コネシマは舌打ちをし男を睨んだ

？｢今のは正当防衛だよ。殺されそうになったらまずそうするだろ？大丈夫、急所は外してる｣

tn｢ルフィア帝国。お前らの目的は一体何や？｣

俺は男に向かいそう問いかけると、男は笑い言った

？｢後から分かるよ。ゆっくり....ゆっくり.....潰してやるよ｣

そう言い残し男は去っていった

tn｢ゾム大丈夫か？｣

肩を掴み軽く揺さぶるが目を覚まさない

意識が無い....危険な状態

ht｢弾は腹辺りだね....出血も酷い。何とかして止血しないと｣

俺は自分のマフラーを使って止血したけど.....

そう考えていると、何処からかエーミールの声が聞こえてきた

em｢トントンさん！！応援呼んできました！！｣

エミさんの後から大先生とチーノが急いで走ってくるのが見えた

ut｢えっ！？トントンとゾム怪我しとるやん！！何かあったん！？｣

ci｢待ってて今止血するから｣

チーノは持ってきたガーゼと包帯を使いゾムの傷を手当てした

大先生はゾムを背負うと歩き出した

em｢手配している車まですぐそこです。急ぎましょう｣

tn｢....｣

手配した車に乗り込み我々国に向かう

グルッペン.....

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Aside

寒い.....冷たい

『(うぅ....ここ....は？)』

目が覚めると、まるで牢屋のようなベッドが一つだけ置かれた部屋にいた

ここは何故か見覚えがある......

『(何これ....)』

違う衣類を身につけられていて片方の手首には何かの機械が取り付けられていた

？｢目が覚めた？A君｣

扉越しから夢に出てきたあの男が顔を出した

『(お前は.....っ、夢に出てきた....)』

？｢いやぁ、懐かしいなぁ....君がまだ小さかった頃を思い出すよ｣

扉を開け中に入ってくると、座っている僕の顔を合わせるようにしゃがむ

男を見た瞬間、僕の体は震え始めた

？｢あれっ、俺が怖い？そんな怖がらなくても....もう15歳でしょ？元軍人さんなんだからしっかりしないと｣

男はそう言うと僕の頭を撫でた

それだけでも恐怖心が湧いてくる

お前は誰だ.....？