【d!】無口軍人 [男主] 弐 (ページ12)

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56話ページ12

sho｢あ？早く退けよ｣

国王｢お願いだ！！私はお前達を殺したくない！！｣

kn｢ええからそこ退いてくれ｣

国王｢お前達を逃がせばっ....みんなの命が....娘の命がっ！！｣

tn｢娘の命....？｣

俺が問いかけた瞬間、国王は青ざめた顔をした

国王｢言ってしまった......あぁ.....嫌だっ！！許してくれ！！頼む！！！｣

国王は手を合わせ泣きながら何度も謝る

一体何が....

国王｢あ....やめてくれ....俺はどうだっていい！！娘とみんなの命だけは！！｣

sho｢何や...？さっぱり分からへんわ｣

tn｢こいつはルフィア帝国と手を組んでしまったんや｣

そう俺が言うと、国王は涙を流しながら顔を上げた

国王｢た、頼むっ.....みんなをっ、娘の命をっ！！助｣

国王はそう言いかけたその時、どこからか銃声が聞こえ国王は血を流し倒れてしまった

sho｢は！？｣

？｢はーい。計画失敗ー.....参ったねぇ、様子を見にもう一度来てみたら敵国に頭下げちゃってさぁ？｣

声の主は、あの時国王と一緒にいた使いの者だった

手には拳銃が握られていた

tn｢お前何してんねん！！｣

？｢おぉ、怖いねぇ。何って、計画失敗したから排除したんだよ。こっちにはこっちなりのルールってのがあるんでね｣

kn｢やからと言って殺すんか....｣

コネシマは言うと男はニコッと微笑んだ

？｢そー！ルールは守らないと((zm｢何がルールや！！｣))......｣

ゾムは男に向かってナイフを投げた

ナイフは男の頬を掠り壁に刺さる

zm｢仲間とちゃうんか？お前らの国はどうなってんねん！！｣

？｢....っぶないなぁ。うっかり撃っちゃうところだったよ？君たちの"仲間"の拳銃でね｣

男はそう言い別の拳銃を取り出し俺達に向けた

tn｢っ！？｣

ht｢ねぇ、あれって....｣

kn｢嘘やろ....？｣

嘘じゃない....あの銃は、グルッペンの物だ

sho｢何でお前がグルッペンの銃持ってんねん！｣

？｢んー？奪ったの｣

tn｢奪ったって....グルッペンは無事やんな！？｣

？｢知らなーい。今頃拷問か何かされてるんじゃない？｣

適当に答える態度に怒りを抑えられなくなりゾムは男に襲いかかった

zm｢お前ふざけやがって！！｣

tn｢ゾムやめろ！！相手の挑発に乗るな！！｣

声は届かずナイフを握り締め男に向かい振りかぶろうとすると

バンッ！と銃声が城内に鳴り響いた