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カップル玉北編 4 side:T ページ4

4 side:T

「というか・・・どうやったら元に戻れるの、俺たち・・・」
 明日も仕事だし、と言いかけたミツが慌てて時計を見た。
「明日ってか・・・もしかしてもう今日!?遅刻しちゃう!!」
「やばっ・・・そんなに気絶してたんだ!?やばいやばい!!」
 お互いに慌てて立ち上がり、急いで服を着替えようとする。服が何かでかいな、と思うと、目の前のミツは丈が足りない感じになっている。
「あ、そっか、俺はミツの服を着ないと・・・!」
「玉ちゃん、いつも髪のセットどうしてるっけ?」
「ミツ、そのままでいいよ、時間がないからもう出ないと」
 二人とも髪の毛がぼさぼさのまま、服をなんとか着こむと、慌てて外へ出た。すでに迎えの車が到着している。
「おはよー、玉!キタミツ!」
 車の中には宮田がいて、俺たちを笑顔で出迎えてくれる。二人して、おはよ、と手を上げると、宮田はさすがラブラブですな!とからかってくる。
「何、言ってんだよ!」
 確かにラブラブだけど、とツッコミを入れるのが俺と宮田のお約束みたいなところがあり、俺はいつものように宮田を軽くどついた。
「えっ、キタミツ?何、何か怒ってる?」
 しまった、と俺は自分が今、ミツになっていることを忘れていた。真顔で凍り付いている宮田に怒ってないと手を振ってアピールする。すると、ミツが俺をグイっと引っ張り寄せた。
「宮田の隣には俺が座るね。とにかくばれないようにだけ気をつけないと・・・」
「そうだね、とりあえず今日の仕事が終わってから考えよう。今日も俺の家に来て」
 うん、とミツはコクリと頷くと、宮田ぁ、と宮田の腕を引っ張り一番後ろの席に座ったようだった。俺はその前の一人掛けシートに座り、後ろの様子を伺う。
「あれ、二人一緒に座らなくていいの?」
「えっ、うん。その部屋で・・・たくさんいちゃいちゃしてたから・・・」
 自分で言いながら頬を赤く染め、恥ずかしそうに顔を抑えているミツ。いや、俺そういうこと言ってもそんな可愛い表情しないから!と俺は後ろを振り向いてミツに違うと首を振って見せる。
「なんか今日の玉いつもより可愛い・・・って、キタミツやっぱり何か怒ってるでしょ!」
 どうやらすごい形相で俺が見ていたらしく、宮田が震えてミツに抱きついた。

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設定タグ:玉北 , キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:タレント
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作者名:ほわわ | 作成日時:2018年1月15日 0時

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