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「ジェイド、こんなおもしれー事してんなら呼んでよー」




「Aさんが緊張してしまうといけませんので…」




本当に、近くで見れば見るほど…




『そっくりなんですね…』




「双子ですからねぇ…」




「ねぇーねぇー、俺も一緒にご飯食べていーいー?」




『どうぞ?』




そういうと、フロイドさんは私とジェイドさんが座っていたベンチに腰を掛けた。




190センチを超える大男が2人もいる時点で、このベンチは定員オーバーなのに…




何故か3人ギチギチでベンチに座っていた。




「あははっ!せめぇー」




両サイドを190センチの大男に囲まれて、まるで、捕らえられた宇宙人だ…




「大丈夫ですか?Aさん…?」




『…まぁ、何とか?』




「ねぇねぇー、クマノミちゃん?なんで、いっつも隠れてるのー?」




フロイドさんに覗き込まれるように、聞かれた。




『…それは…』




「それは、僕も興味がありますね」




ジェイドさんにも反対側から覗き込まれる。




これは…何と答えるのが正解なのか…




学園長に言われてるから、ジャミル様から姿を隠してるって言うの?




…この2人に、そんな事馬鹿正直に言う必要もないだろう…




『…安泰な、学園生活を送るため…です?』




「なんで、疑問系?」




『…自分でも、よく分かってないんですよね…』




…なーんて、抜け抜けと…




本当に、嘘ばかり、上手くなっていく…

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作者名:ぼろ | 作成日時:2020年11月19日 17時

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