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倫也さんが予約してくれたお店は、大通りから少し入った所にあった。
いかにも…といった佇まいは、敷居の高そうな雰囲気を醸し出していて…
「よう。」
背後から声を掛けられて振り向くと、加奈子と健が立っていた。
「あ、そのワンピースすっごく可愛い！」
流石、加奈子は気付くのが早い。
「いつもより大人っぽいね！可愛い！」
私の周りをくるっと回ってきゅっと抱きついてきた。
「あはは、ありがとう。」
女の子らしい、少し甘いシャンプーのような香り。
「加奈子も可愛いよー。」
えへへ、と照れたように笑った加奈子は本当に可愛らしかった。
きっと、私の彼氏に会うのも、健に会うのも凄く楽しみにして来てくれたんだと思った。
「あれ？Aの彼氏は？」
加奈子が不思議そうに辺りを見回した。
「あ、そうそう。お仕事で少し遅れるみたいで…ごめんね？」
「じゃあ先に入ってようぜ。暑い。」
「そうだね、行こっか。」
店内に入ると、着物姿の女性に出迎えられた。
「あ…19時で予約した中村です。」
お待ちしておりました、こちらへどうぞ。と品のある柔らかい笑顔で奥の個室に案内された。
焼肉店であることは間違いなさそうなのに、特有の煙たさや騒がしさはなく、倫也さんの行きつけ…なるほど、といった感じだった。
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高木(プロフ) - emiさん» 素敵なお言葉をありがとうございます。まだまだ書きたい話があるので、まだまだお話は続くと思います。話数の割に展開が緩やかですが、気長に見守っていただけると幸いです。今後とも宜しくお願い致します！ (2020年6月2日 6時) (
レス) id: 34107c5216 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - すごく良かったです。一気に読んでしまいました。水族館の帰りの告白からのところ、好きでした。あと、喫茶店で、主人公の本音が溢れてしまうところ泣けました。どんどん読み進めてしまって、もったいないことしたかも。。。って少し後悔。でも、我慢できなかった〜。 (2020年6月2日 4時) (レス) id: ce60033505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高木 | 作成日時：2020年5月31日 9時
