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目を覚ますと暗くなっていて、カーテンから僅かに外の光が漏れていた。
「Aちゃん、起きた…？」
微睡みを含んだ倫也さんの声。
「はい…！！」
直に触れる人肌に、先程までの情事を思い出して赤面した。
「ふふっ、なぁに？もしかして照れてるの？」
「ーーっ、意地悪！」
恥ずかしくなって背を向けると、背後から噛み殺したような笑いが聞こえた。
「ごめんて。シャワー先に借りるね。」
そう言って倫也さんは私に毛布をかけ直してから出て行った。
遠くにシャワーの水音が聞こえ始めた。
なんか、まともに顔見れない、かも。
誰も見ていないのに顔を手で覆い悶えていると、
「ご飯作ってるからシャワー浴びておいで……何してるの？」
パタパタと足をバタつかせる私を見つけた倫也さんが、不思議そうに笑った。
「何でもないですっ！あっち行っててくださいっ！」
と睨むと、さっきまであんな素直だったのにねぇ…と言い残して素直に居なくなった。
適当に服を拾い集めてバスルームに逃げ込むと、少し熱めのシャワーを頭から浴びた。
スッキリしてリビングに向かうと、ご機嫌に鼻歌を歌う倫也さんが食事の支度を終える所だった。
「…お、ごはん食べよ？」
私に気付いた倫也さんは、私が大好きな柔らかい笑顔で笑った。
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高木(プロフ) - emiさん» 素敵なお言葉をありがとうございます。まだまだ書きたい話があるので、まだまだお話は続くと思います。話数の割に展開が緩やかですが、気長に見守っていただけると幸いです。今後とも宜しくお願い致します！ (2020年6月2日 6時) (
レス) id: 34107c5216 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - すごく良かったです。一気に読んでしまいました。水族館の帰りの告白からのところ、好きでした。あと、喫茶店で、主人公の本音が溢れてしまうところ泣けました。どんどん読み進めてしまって、もったいないことしたかも。。。って少し後悔。でも、我慢できなかった〜。 (2020年6月2日 4時) (レス) id: ce60033505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高木 | 作成日時：2020年5月31日 9時
