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「あたし、モスコミュール!」


「飲みすぎるなよ?今日は送らないからな。」


「わかってるって。」



健の前での加奈子はいつにも増して可愛らしくて。


この2人が無事にくっつけばいいのになー、なんて呑気に眺めていた。





帰り道、珍しく私から倫也さんに電話をかけた。



何度かコール音が続いたけど繋がらないまま電話を切った。


まだ仕事中かな…忙しそうだもんね。


1度俳優としての倫也さんを認識してから、自然とその活動が目に付くようになっていた。



ドラマに、映画、プロモーションや雑誌。


気付いていなかっただけで、倫也さんは私の想像より遥かに多くの仕事をこなしていた。


明日のことを伝えるべきか悩んだけど、友達と映画を観に行くだけだし


『遅くまでお疲れ様です。おやすみなさい。』


と、短いメッセージを送った。



帰宅してお風呂から出ると1件の着信とメッセージ。



『電話ごめん、まだ終わらなくて。おやすみ。』



もう日付を跨ごうとしているのに、まだお仕事かぁ。



電話、すれ違っちゃったな…


掛け直すか一瞬考えて、またすれ違うのも嫌だし、と適当なスタンプだけを送っておいた。


既読はすぐについたけど、それ以上の反応もなくて諦めて画面を消した。



ベランダに出てタバコに火を点けると、湿気を多く含んだ夜風が肌にまとわりついた。

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高木(プロフ) - emiさん» 素敵なお言葉をありがとうございます。まだまだ書きたい話があるので、まだまだお話は続くと思います。話数の割に展開が緩やかですが、気長に見守っていただけると幸いです。今後とも宜しくお願い致します! (2020年6月2日 6時) (レス) id: 34107c5216 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - すごく良かったです。一気に読んでしまいました。水族館の帰りの告白からのところ、好きでした。あと、喫茶店で、主人公の本音が溢れてしまうところ泣けました。どんどん読み進めてしまって、もったいないことしたかも。。。って少し後悔。でも、我慢できなかった〜。 (2020年6月2日 4時) (レス) id: ce60033505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高木 | 作成日時:2020年5月31日 9時

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