【２】食用人類、拾いまして【浦.島.坂田.船】

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Uratanuki.side



Aがいなくなって10日。
4人の中で俺だけがいなくなった理由を知っているため、なんとも言えない気持ちで過ごしている。





さ「うらさん、Aいつ帰ってくるかな？」




う「……」




さ「うらさん？」




坂田はボードゲームを片手に俺に聞いてきた。
あえて何も言わず、俺はただボーっと椅子に座って外を眺めた。

……これはあの3人に言っていいのか、駄目なのか…。




さ「…Aってホントにセーフハウスに行ったん？」




う「……は？」




坂田から予想外すぎることを聞かれ、坂田の方を見て体が停止してしまった。
…まずい。




さ「え、なにその反応。もしかして違うとか…じゃなくて、うらさんは何を知っとんの？」




う「……別に何も知らねぇよ」




さ「嘘やろ。うらさん、嘘つくときの癖でとるし」




う「！？」




やはり癖とは無意識なようで、長年俺と一緒にいる坂田には完全に見破られていたようだ。




さ「俺、早くAに会いたいんやけど。
何か知っとるんなら教えろや」




坂田は手に持っていたボードゲームを近くにある机に置き、俺の目に前に立った。




う「知ってたらなんだっていうんだ？
お前に何ができる？」




さ「…は？」




う「俺らが住んでる場所と、Aが住んでる場所が違うのは分かってるだろ」




さ「は、何いっとんの」




俺が言ってることがわからないのか、坂田がさっきよりもイライラし始めているのがわかる。
……もういいか、この際全部言っちまおう。




う「Aは組織を潰しに行った。
だから戻ってこな…なんだよ」




「その手を放せよ」と胸倉を掴んで来ている坂田を睨みつける。
最後まで話を聞けよ


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どうも、作者のアイシャルトです！

なんと【被検体、拾いました。】の評価が80票行きました！
ありがとうございます！

そして被検体の合作をしている「竜胆」(私は姐さんと呼んでいます(*'ω'*))が、拾われ系の新作を出しました！もうね、好き。

本当に面白いので読んでください！
→http://uranai.nosv.org/u.php/novel/rin186406029/
ちなみに被検体の設定を考えたの、姐さんです＿( _´ω`)_ﾍﾟｼｮ

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