【２】食用人類、拾いまして【浦.島.坂田.船】

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『あんたはいったい何者で何が目的なの』




私はピースにそう言うと、彼はくすっと笑った。





ピース「それを聞くってことは、無駄に勘がいいお前もお手上げ状態ってことだな。」




『……うるさい』




ピース「……一つだけ教えてやる。俺はお前の敵だ。元相棒だろうが女だろうが、情報をはかなければぶっ飛ばす。」


『……お偉い方がぶっ飛ばすとは、世も末だなぁ』


ピース「うるせぇ」




ふむふむ。……まぁ、今日で終わるからいいか。
…残念だね。嗚呼、可哀そうなことだよ。まったく




『……もう話す気ない。寝る』




看守長「起きたばかりだろ！起きろ！」




ピース「いいよ。……明日からもっと疲れてもらうんだからな。
生きてろよ？じゃあな」




切腹しやがれカス。

ピースは笑いながら地下を去り、残ったのは看守長と私のみ。
……おじさん嫌い




看守長「……あの方は本当に偉い方だ。
お前では勝つことなど不可能だろう」




『へぇ、強いし偉いんだ？』




看守長「だからこそ私は従っている。」




……えらいなぁ。
それがまぶしいよ。

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