I hate it , but… Ⅲ (ページ43)

今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:25,890 hit

143 ページ43

九)｢なるほどな、つまり五条家には結界が張ってあるから少しくらい宿儺の指の呪力が勝っても呪霊は寄ってこないってことか｣

『そういうことです』

『術式暁闇｢黒｣』

Aは目を赤くして宿儺の指を見つめた

『〝包み込んで地中深くに潜れ〟』

そう言うと宿儺の指はAの呪力に包み込まれ五条家の庭の地下深くに穴を開け潜った

九)｢これで1年くらいは時間が稼げるな｣

『そうですね』

使)｢なんの音！？っ！A様っ(ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ｣

『ごめんね長距離移動の訓練しててすごい音立てたよね』

『私のことは気にしないで今から高専戻るから』

使)｢訓練されてたのか、良かったわ(小声｣

九)｢嘘が上手いねAちゃん(小声｣

『あんまり嬉しくないですけど、行きましょう(小声』

そう言って五条家から出た

その後九十九さんとすぐ分かれ Aは高専に戻った

五)｢おっ Aおつかれ〜｣

五)｢どうだった？指あった？｣

『うん京都に保存してもらってる』

五)｢持って帰ってきて良かったのに〜ま、僕が明日取りに行くんだけど｣

『、、悠二に食べさせるの？』

五)｢うん封印めんどいしっ｣

そう言っておにぃは下手くそな口笛を吹きながらどこかへ歩いていった

それから 1年が経ち A達は3年になった

そして悠二の中にはAが隠した1本以外の19本の指が取り込まれた

Aは九十九さんとの連絡をこまめにするようになりよく訓練を中断して電話することが多くなった

『ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯっ、ごめん、電話』

虎)｢ん？おっけー｣

伏)｢、、、｣

Aは誰にも電話が聞こえない木の影に移動した

『もしもし、どうかしました？』

九)｢指を隠して 1年経つが少し指の気配が強くなってる｣

『もう一度、、隠し直した方がいいですかね、、』

九)｢その方がいいが、深くに隠したから少し大変じゃないか？｣

『そうですよね、、とりあえず人が出払ってバレない時間帯にやってみます』

九)｢わかった、気をつけるんだよ｣