I hate it , but… Ⅲ (ページ23)

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Aは痛みで立ち上がれずもがいた

『(この蹴りの強さ、どっかで、、っ！？)』

『ﾊｧﾊｧ… 思い出した、、(小声』

『もう半年くらい経つのかな、、ﾊｧﾊｧ』

『少年院の任務で初めて宿儺と殺り合って負けた時から、ﾊｧﾊｧ』

Aはおにぃに聞こえない独り言をブツブツと吐き出した

そしてフラフラになりながらゆっくり立ち上がった

『そうだ、、そうだよ、私あの時誓ったんだ、、』

『もう仲間が傷つくのは嫌だから、、強くなるって』

『誰にも負けない最強になるって、』

五)｢A〜もう降参したら？ボロボロだよ？｣

Aは無視して立ち上がり独り言を吐き続ける

『思い出せ、原点を、、(ﾌﾗｯ…』

『私は、、なんの為に、誰の為に呪術師をやっている？』

『、、みんなを守るために、誰かのためじゃなくて、』

『自分自身の為に、っ』

『イメージしろ、、具体的に、より鮮明にっ』

『なりたい自分の為にっ！』

Aは体全体に呪力を流した

五)｢っ！？なんだこの呪力量、、｣

五)｢僕の呪力量はゆうに越えている、｣

Aはフラフラの体で浮遊した

そして自分の目を覆い隠し目を瞑った

『掴め、呪力の核心を____』

『術式暁闇(ぎょうあん) ｢黒｣』

Aはそう言ってゆっくり目を開けた

Aの綺麗だった青い目は血のような深い赤色に変わった

Aの目に写っているものは真っ暗な世界にただ1人いるおにぃだけだった

ただ Aの脳は機能停止しており今はAの身を傷つける者を敵だと判断し本能的に動いていた

Aの手には真っ黒な呪力の塊が作られる

そして Aは敵と認識している者に放とうとした瞬間

帳が上がった

『っ！？！？』

Aは我に返り｢黒｣を解いた

乙)｢五条先生！？Aちゃん！？｣

帳を壊したのは乙骨先輩だったそしてその後ろにみんないた