I hate it , but… Ⅲ (ページ2)

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伏)｢まじで間に合わねぇぞ｣

『七海さんの遺体だけ、、回収したいの、』

私はは窓の外に向けていた視線を自分の足元に移した

『地下にいたから見つからないかもしれない、』

『それに、上半身は真人が吹き飛ばした』

伏)｢、、見つからねぇ可能性は高いぞ、｣

『七海さん、呪具持ってたからその呪力辿ればなんとかなるかもしれない、』

伏)｢帰る時間も考えれば探せるのは1時間、葬式には遅れられないからな｣

『うん、ありがとう』

そう話していると渋谷に着いた

何もない足を踏み入れる

Googleマップを頼りに元駅があった場所まで移動し手当り次第探した

恵は玉犬と鵺を出し探し、Aは六眼を凝らして探す

探し始めて 30分玉犬が呪力を感じ吠えた

2人はすぐにその場所に向かい

伏)｢ここか？ﾜﾝｯ!｣

『恵どいて、』

そう言って Aは玉犬が吠えた場所にある瓦礫を六眼で持ち上げた

幾つもの瓦礫をどけ出てきたのは七海さんの使っていた呪具

伏)｢これ七海さんのか？｣

『うん、！』

A達は急いでその周りの瓦礫をどけ始め探した

渋谷を探し始めて50分

伏)｢A！｣

ひたすら瓦礫を退けていたAを恵が呼んだ

恵の近くに行くと見覚えのあるスボンを履いた上半身がない遺体

それを見た瞬間、七海さんじゃないと否定したい自分がいた

『っ！、、、』

否定したい自分と肯定する六眼

私の体の全ての細胞が目の前の遺体を七海さんだと言う

伏)｢この人か、、？｣

『、、、そう、(涙目』

何度も頷いた

頭の中では否定しているのに、体は肯定するように動く

恵は何も言わず Aの持っていた遺体を入れる袋をとり静かに遺体を袋に入れる

Aは涙が溢れないように上を向いて何も出来なかった

3分後遺体を入れ終わった恵は玉犬の背中に遺体を乗せて

伏)｢帰ろう｣

そう言ってAと同じペースで歩く恵