三代目JSB短編小説＊２

保健室*＊直人 ページ21

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頭痛い…


保健室…


私は休み時間にふらふらした足取りで保健室に向かった。


「A？」


その声に振り返ると…


直人先生だった。


「せんせ…」


「大丈夫？顔赤いよ？」


「ちょっと…保健室…」


「…俺もついてく」


直人は、私を抱き上げて保健室に連れて行った。


「…な、おと…？」


「珍しいね(笑)Aが学校で名前呼んでくれるとか(笑)」


直人は笑って、私をベッドに下ろした。


「今日保健の先生いないんだよね…熱あるかな？」


直人は私の額に手を当てて、私を心配そうに見つめた。


こつん、と額をくっつけて…


「あー…熱あるわ…」


って言った。


頬を手で包まれる。


「熱い…寝てな？」


私は微かに頷いて、ベッドに横になった。


「直人…授業…ないの…？」


「ないよ。だから俺、Aの傍にいる。なんかあったらすぐ言えよ？」


「…ん…」


私は安心して、いつの間にか寝ていた。


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