しばらく休憩 ページ10
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Aside
定期的に活動してる部活ではないし、学校で先輩と会う機会はほとんどない。
⋯私が避けてしまえばの話だけど。
瑠香「A⋯大丈夫？よく今日学校来たよ」
『学校は来るよ〜。逆に家に1人でいたらいろいろ考えそうだし』
瑠香「ああ⋯そっか」
瑠香も私と一緒で、告白は成功するものだと思ってたから。
予期せぬ結果に、いつもと比べて口数が少ない。
瑠香「でもさ、良かったんじゃないかな」
『ん？何が？』
瑠香「彼女いるのにあんな態度とってたから」
『え？』
瑠香「え、そう思わない？」
『え⋯彼女？』
瑠香「え、彼女いるって⋯言われなかったの？」
『⋯言われてない、』
瑠香「私、違う先輩にたまたま聞いちゃって、てっきりそれは言われたもんだと思い込んでた⋯」
『そっか。⋯なんだ、彼女いたのかぁ』
同じ学校の人かな、同期の人？同じ学科？
いつからだろ、どんな人だろ
なんで、言ってくれなかったんだろ
なんで、私にもあんなに優しくしてくれたんだろ
やっぱり過剰に、受け取りすぎてたのかな。
瑠香「Aは悪くないからね」
『うん、でも先輩も悪くないよね』
瑠香「そう思うの？」
『うん』
瑠香「そっか⋯Aは優しいね」
思わせぶりな態度じゃなくて、私が先輩を意識してしまったから
先輩がしてくれる行動全部が、私のためであってほしいとどこかで期待してたから。
その期待が自分勝手に大きくなりすぎてた。
だから、先輩は何も悪くない。
悪くない⋯んだけど、
でも、やっぱり
余計にショックが大きくなったことに間違いはない。
『そういえば、今日なんかあるの？』
瑠香「あ、そうそう言ってなかったけど、今日合コンみたいな飲み会に誘われててさ」
『うん』
瑠香「友だち連れてきて欲しいって言われてるんだけど⋯A鬱憤ばらしに行く？あ、でも今いっぱいいっぱいか、」
『うーん⋯』
確かに、いい気分転換にはなるかもしれないけど
気持ちが全く乗ってこない。
初めましての人に愛想を振りまく元気がない。
『なんか⋯思ったよりも疲れちゃってるかも』
瑠香「そっか⋯大丈夫？」
『うん、今だけだと思うから大丈夫！今回は遠慮しとくね』
瑠香に心配はさせない。
寝たら直ると思ったけど、そんなに簡単じゃなかったか。
恋愛はしばらく休憩して、そうしてたらきっとすぐいつも通りの私になるから。
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はるの(プロフ) - usadmtiaさん» usadmtia様。コメントありがとうございます！本当に励みになります(;_;)もっと面白くしていけるよう頑張りますね！超絶亀更新ですが、それでも良ければ引き続き宜しくお願いします！コメントもいつでも待ってます^^ (2021年9月23日 2時) (
レス) @page8 id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
usadmtia(プロフ) - いやぁ〜...もう面白すぎて困ってます♡ (2021年9月22日 23時) (レス) id: b9ea40c38e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるの | 作成日時：2021年9月5日 10時
