社交辞令 ページ44
.
Aside
『うーん、やっぱやめよっかな…』
瑠香「え、あんなにするって言ってたのに？」
『うーん、なんか迷ってきちゃって…』
瑠香「なんで？」
昨日まで髪の毛ブリーチする気満々で、どんな色がいいかいっぱい見てたりしたけど
昨日の夜、かずくんに先輩のこと聞かれてハッとした。
髪の毛明るくして、清楚系から遠のくなんて…
自分の意思で、先輩の理想から離れようとしてるようなものだって
そう思うと、少しだけ踏みとどまってしまう。
瑠香「あ、噂してたらほら」
『ほんとだ…』
前から歩いてくる上原先輩。
今日もいつもの友達と一緒に並んでいて、それだけで不思議なくらい様になっている。
先輩の話をしていたからか、本人を目の前にした時の緊張がいつもより余計に高まってるみたいだった。
瑠香「お疲れさまです」
『お疲れさまです、』
上原「2人ともお疲れさま」
瑠香「先輩、Aが髪色明るくしたら似合うと思いますか？」
上原「えっ、急だね」
瑠香が先輩にそう尋ねたのはあまりにも唐突で、理解するのに少し時間がかかって
私がびっくりした顔で隣を見ると、そんな彼女はニコニコ笑ってる。
上原「Aちゃんはきっと何でも似合うよ。今の黒髪のイメージ強いけど、多分変えたらそれはそれで可愛いんだろうなって」
うわ…心臓、ぎゅってした。
それと一緒にさっきまでの不安、全部飛んでいった。
…単純。
瑠香「ですよね！ほら、これで心残りない？」
『…うん』
上原「ん？よくわかんないけど、良かったの？」
瑠香「良かったです！じゃあ、また」
瑠香に腕を引かれて、引かれるままに流れていく。
さっき、先輩が目の前にいた時間が一瞬すぎて、頭が追いついてないみたい。
瑠香「いい感じじゃん」
『…あれはきっと社交辞令だよ』
瑠香は私に気を遣ってそう言ってくれるけど、私にはそう思えない
あのやりとりだけだし、きっと社交辞令だから、特別にいい感じっていうわけでは…
…とか言いつつ、
社交辞令なんて、本当はそんな風に思いたくないけど。
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はるの(プロフ) - natywqさん» コメントありがとうございます！中々更新できておらず申し訳ありません、、移行まで今しばらくお待ちくださいm(_ _)m (2021年7月27日 23時) (
レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
natywq(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです！ (2021年7月26日 4時) (レス) id: 7289fb275c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - riiさん» いつもありがとうございます！メッセージの方にきていただけますでしょうか？汗 (2021年3月31日 16時) (レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
rii(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます(^^)BLUEのパスワードを教えて頂く事は可能ですか？ (2021年3月30日 10時) (レス) id: 22c06d6a15 (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！本当に励みになります( ; _ ; )亀更新で申し訳ありませんが…今後も2人の関係の変化に注目していただければと思います！ (2021年3月30日 0時) (レス) id: ab8c3264a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるの | 作成日時：2021年2月15日 23時
