金髪美女 ページ43
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壱馬side
『これはどう思う？』
壱馬「え、マジで言ってる？」
『うん』
Aが見せてきたスマホの画面に写ってるのは、外国人の金髪美女
疲れて家に帰ってきて、おかえりの次の一言
“ブリーチしたい“
急に何を言い出すかと思う隙も与えないほどのスピードで、もうその話に巻き込まれている。
壱馬「本当に染めんの？」
『うん』
壱馬「染めちゃうの？」
『うん、決めたから』
壱馬「ふーん…そ、」
『なんで？かずくんも金髪してたじゃん』
そういうことじゃないじゃん
職業柄、俺は髪色変えることも多いけど
こないだドライヤーで、Aの髪をといてた時
染めるのもったいないくらい綺麗な髪だなって思ったばっかりで、
しかも、ブリーチよ？
女の子は髪が命っていうじゃん？
そりゃ、上手く手入れしたら綺麗に保てるかもしれへんけど
『ほら、これとか可愛い』
壱馬「…お前がやっても、そんな外人みたいにならないよ？」
『ひどい。』
壱馬「それに痛むだろ、」
『うーん、でも今しか出来ないかなって』
いや、まあ確かに見てみたい気持ちは…なくはない。
でも、金髪にして大学で目立たれても困るし？
何よりこの黒髪が染まっちゃうのがなんか寂しいっていうか
壱馬「その先輩は賛成してんの？」
『そんな話はしてないけど…あ、でも先輩は清楚な子が好きって言ってた』
壱馬「じゃあ、いいんじゃない？染めれば」
『え、なんで？』
髪色変えて、ちょっと外見変わったくらいで態度変えるような男に捕まってほしくないし
そんな男かどうか、見極めるいい機会になるかもしれへんな…
なんて、心が行ったり来たりしている間にお風呂が湧いた音がした。
俺はこんなに振り回されてるっていうのに、そんな俺を他所にスマホから目を離さないA
それがなんか嫌で、Aの頭を支えに立ち上がった
『いてっ』
壱馬「好きにすればええけど、大学で目立ちすぎたらあかんで」
『うん』
壱馬「聞いてんの？」
『聞いてるよ』
壱馬「じゃあちゃんと顔見て言って」
『…はい、分かりました』
上からAを見下ろして、Aは下から俺を見上げて
あれ…？
『いってらっしゃーい』
壱馬「…」
『…ん？何、入らないの？』
壱馬「…いや、入る」
Aはもう一度俺を見上げてすぐにまた、画面の金髪美女に目線を戻した。
こいつってこんなに…可愛かったっけ？
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はるの(プロフ) - natywqさん» コメントありがとうございます！中々更新できておらず申し訳ありません、、移行まで今しばらくお待ちくださいm(_ _)m (2021年7月27日 23時) (
レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
natywq(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです！ (2021年7月26日 4時) (レス) id: 7289fb275c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - riiさん» いつもありがとうございます！メッセージの方にきていただけますでしょうか？汗 (2021年3月31日 16時) (レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
rii(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます(^^)BLUEのパスワードを教えて頂く事は可能ですか？ (2021年3月30日 10時) (レス) id: 22c06d6a15 (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！本当に励みになります( ; _ ; )亀更新で申し訳ありませんが…今後も2人の関係の変化に注目していただければと思います！ (2021年3月30日 0時) (レス) id: ab8c3264a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるの | 作成日時：2021年2月15日 23時
