思ったよりも ページ5
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壱馬side
壱馬「さっきのってなんだった？」
『うん、それなんだけどね…』
壱馬「…なんか、言いにくい感じ？」
『じゃあ、1から説明していい？』
ちょっとした隠れ家的なカフェで、Aと晃と待ち合わせした。
晃はAの横に座ると、スマホを取り出して横持ちでピコピコしてる
現代っ子やな…まあ、大人しくしてるならええか。
Aは頼んだアイスティーを1口飲んでから
ふぅっと息をついて、
何から話していいか分からないんだけど、と口を開いた。
『私、1年前からまた大阪にいるのね？』
壱馬「あ、そうなん？」
『うん。でも、4月から東京の大学に進学することになったの』
壱馬「へえ、すごいな。おめでとう」
『うん、ありがとう。…でも、お母さんずっと反対してて』
壱馬「なんで？」
『私が一人暮らしするの、心配みたい。あと、東京っていうのがどうも引っかかってるらしくて』
壱馬「まあ、そりゃそうか」
『うん、そう…反対されてて…』
ずっとAの顔を見て話を聞いてるけど
その表情が分かりやすく曇りだすから、俺にまで変な緊張が伝わってくる。
『どうしようかなって悩んでて…その頃にね、家にかずくんママ来て、ちょうどその話になったの』
壱馬「おかん？」
『うん。かずくんママがね？冗談で、“壱馬が東京で見ててやればねー”って。きっと冗談だよ？でもそれにお母さんがガチトーンで、“そしたら安心だけどねえ”って』
壱馬「…おぉ、」
『そう。そしたら、あっという間にそういう話になってて…おばさんさ、壱馬に言っとくね！って言って、それから連絡無かったから、てっきりオッケーだったんだと思ってたんだけど』
壱馬「…ん？」
『違ったってことだよね…？』
うん、そんな話一切聞いてないし
何その、俺が見ててやるって…
壱馬「どういうこと、俺が見ててやるって？」
『…かずくんと一緒に住むってこと、』
壱馬「…え？一緒にって、どこで」
『かずくんのお家』
壱馬「は？」
えっと、つまり？
預かんの、晃じゃなくて
Aってこと？
なんやねん、それ
普通に初耳やって
思ったよりも、やばいやつやん…
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はるの(プロフ) - natywqさん» コメントありがとうございます！中々更新できておらず申し訳ありません、、移行まで今しばらくお待ちくださいm(_ _)m (2021年7月27日 23時) (
レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
natywq(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです！ (2021年7月26日 4時) (レス) id: 7289fb275c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - riiさん» いつもありがとうございます！メッセージの方にきていただけますでしょうか？汗 (2021年3月31日 16時) (レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
rii(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます(^^)BLUEのパスワードを教えて頂く事は可能ですか？ (2021年3月30日 10時) (レス) id: 22c06d6a15 (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！本当に励みになります( ; _ ; )亀更新で申し訳ありませんが…今後も2人の関係の変化に注目していただければと思います！ (2021年3月30日 0時) (レス) id: ab8c3264a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるの | 作成日時：2021年2月15日 23時
