切り取った日常 ページ1
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壱馬side
「はーい、着きました」
大きな移動車でも
定員ギリギリでまあまあ鍛えてる男どもオンリーともなれば、さすがに狭く感じるわけで
降りる時の開放感は思ってるよりも大きい
彰吾「あーほんと昂秀邪魔だった」
昂秀「すいません、長くて」
陣「なんか腹立つな、言い方」
昂秀「え？」
移動中、ほとんど爆睡かましてた昂秀
隣に座ってたやましょーさんへの被害は中々だったようで
傍から見たら、責められてる昂秀が可哀想に見えるけど
そんなのも、俺らからしたらお決まりの光景
「オープニング撮ります」
今日の収録は、8人。
いつもの半分だから、これでも全然大人しい方で、少し寂しささえ感じる。
カメラが回っても、回る前とさほど変わらないテンションでオープニングを撮り終えて
「こっから分かれてもらいます。えっと、川村さんと長谷川さん」
ここからは2人ずつ分かれて、商店街でのロケ
慎と一緒って聞いた時は、おっ！て思ったけど
あとからよくよく考えてみれば、緩くなりすぎて画面持つか、地味に心配で
しかも、スタッフさんなしで2人だけって
慎と小声で、ヤバくない？って言い合いながらも、まあ…やるしかない
自撮り用のカメラ渡されて、よし行くかって歩き出して数分
慎「壱馬さん、俺ちょっとトイレ行ってきます」
壱馬「え、今？」
慎「すいませんすぐ戻ってきます！」
って、開始直前になってそう言うから
はよ行ってこいって言うて、商店街の隅っこで待つ俺。
どっち方面がいいかなとか、面白そうなお店ないかなとか
撮れ高を考えながら、辺りをキョロキョロして見渡していると
慎「壱馬さん壱馬さん」
壱馬「ん？」
俺を呼ぶその声に、やっと帰ってきたか
そう思って振り返ると
慎の後ろに、小さい影
慎「あの…迷子がいたんすけど、」
壱馬「迷子？」
慎の後ろに隠れてるのは、どうやら小さい男の子
壱馬「まじか…おーい、僕？」
そう呼ぶと、慎の後ろからちょこっと顔を出したのは
おそらく小学生になったばっかりくらいの、可愛らしい男の子
壱馬「僕、1人？」
「…あ！」
壱馬「ん？」
「かずにぃちゃん！」
慎「え？」
壱馬「…え？」
今日も丁寧に淡々と仕事をこなしていく
そんな１日になるんだと思っていたけど
ここから、少しずつ変わっていく。
あいつに再会するまで、あと10分くらい。
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はるの(プロフ) - natywqさん» コメントありがとうございます！中々更新できておらず申し訳ありません、、移行まで今しばらくお待ちくださいm(_ _)m (2021年7月27日 23時) (
レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
natywq(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！続きが楽しみです！ (2021年7月26日 4時) (レス) id: 7289fb275c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - riiさん» いつもありがとうございます！メッセージの方にきていただけますでしょうか？汗 (2021年3月31日 16時) (レス) id: ca6b263938 (このIDを非表示/違反報告)
rii(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます(^^)BLUEのパスワードを教えて頂く事は可能ですか？ (2021年3月30日 10時) (レス) id: 22c06d6a15 (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！本当に励みになります( ; _ ; )亀更新で申し訳ありませんが…今後も2人の関係の変化に注目していただければと思います！ (2021年3月30日 0時) (レス) id: ab8c3264a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるの | 作成日時：2021年2月15日 23時
