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モトキside
兄「この中の誰とAは付き合ってるんだ？ってさ。」
「「「『ぶっっっ！！』」」」
盛大に噴いた。
Aのお兄さんからそんな話題を振られるとは思ってなかったからひどく動揺して、たぶん今の顔を見られると変に思われると思って下を向いた。
Aも必死に否定してる。
お兄さんはちらりと俺らの方を見て、一瞬目を細めた。
何だか、見透かされてるような気がした。
すぐに興味無さそうに顔を逸らしたけど。
それから、退院の打ち合わせをしてシルク達は用事があるからって言って帰った。俺は、特に用事もないし、その場に留まったけど………。
さっきのお兄さんとの会話があったからか、なんか妙に意識してしまう。
Aとアパートの話とか、他愛のない会話をして、少しの沈黙。
『彼氏、ねー………。』
A「なに？」
心の中で言ったつもりが、思いっきり声に出てたらしい。
『…いや、Aに彼氏がいなくて良かったなぁって思って。』
A「…どうして？」
聞き返されて、Aの顔を見た。
『…だって、』
"Aが、好きだから。"
『…………彼氏が出来たら、俺らと過ごす時間が減るでしょ？』
A「…そうかな？」
『そういうものでしょー。』
結局、俺は臆病で。
本当の気持ちは伝えられなくて、最もらしい理由を言った。
A「…彼氏なんて、いるわけないじゃん。出来たらまずはみんなに報告するし、それに……。」
そこで言葉を切ったAに『……それに？』と聞き返しつつ彼女の方を見た。
その顔は窓から射し込む夕日に照らされて、頬が赤くなっているように見える。
思わず、ドキリとした。
その言葉の先に期待してしまった。
そんな訳ないって分かってるけど。
A「…今は最高の仲間達がいるから、彼氏なんていりませーん。」
『…ふはっ！なんだそれ。』
……ほらね？
俺が笑ったら、Aも笑ってくれた。
この空気が心地いい。
失いたくない。
だから、この時は自分の気持ちに蓋をした。
作者より
リィオです。
『ずっと一緒に』につづいて『会いたい』も10000hit越えしました！
読んでくださってる方ありがとうございます！
しばらくはじれったい2人が続きますが、どうか長い目で見てやってください(^_^;)
これからもよろしくお願いします！
リィオ
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www - リィオさん» すみません！見つかったのでいいです！ (2019年6月6日 15時) (
レス) id: 033ffc1add (このIDを非表示/違反報告)
www - リィオさん» 番外編の題名を教えてください (2019年6月6日 15時) (レス) id: 033ffc1add (このIDを非表示/違反報告)
リィオ(プロフ) - wwwさん» 番外編は違うページに作ってありますよ！少しずつupしていくんで！ (2019年6月6日 13時) (レス) id: 86036bcecf (このIDを非表示/違反報告)
www - リィオさん» いつになったら番外編出せますか？ (2019年6月6日 13時) (レス) id: 033ffc1add (このIDを非表示/違反報告)
ｗｗｗ - ハイ！！！結婚式書けたら番外編で！よろしくお願いします！ (2019年6月3日 21時) (レス) id: ae41eea4d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リィオ | 作成日時：2018年10月26日 23時
