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モトキが眉間に皺を寄せてこちらを見ている。
え、怒ってる…？
『モ、モトキ、さん……？』
モ「…俺たちはそんなこと気にしないよ。登録者数が全てじゃないでしょ？そもそも思い出作りの延長だし。それに対して、なんでAが遠慮する必要があるの？」
真剣な表情で語るモトキから目が離せなかった。言葉を返せないでいたら、彼はまたふっと優しい顔で笑った。
モ「俺達が楽しければ、それでいいんだよ。」
『…うん。』
モ「それにさ、何よりもAが帰ってきてくれてすごく嬉しい。みんな、そう思ってるよ。また一緒に馬鹿やれるんだって、これからが楽しみだって。」
私の頭にポンと手を乗せると、目を細めて一際優しく微笑んだ。
モ「…もちろん俺もね。」
『っ…………。』
そんな顔で、見ないでほしい。
じわじわと顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。
モ「お？照れた？」
『うっさい。ニヤニヤすんな！』
モ「えー？www」
『…………私も、』
モ「ん？」
『…私もまたみんなと馬鹿やれて楽しいし、嬉しい。』
ずっと離れ離れで、ようやく再会出来たんだ。この6年の空白を埋めるように、もっとたくさんのことをみんなとして行きたい。
モトキの言葉が私の心にスっと入ってきて、暖かくなった。
あぁ…6年経っても、この気持ちは変わらないんだな。
今でもやっぱり、モトキのことが好きだ。
『ありがとう、モトキ。』
この恋心は胸にしまっておこう。
たぶん伝えることはない。
伝えたらきっと今の関係が壊れてしまうから。
だから、今は微笑んで精一杯のお礼を言った。
モ「……どういたしまして！さ、行こう？」
モトキは一瞬ぴたっと動きを止めて、でもすぐに笑顔で答えた。頭に乗っていた手がぱっと離れてモトキが前を歩いていく。
手が離れたことが少し寂しいなぁなんて。
くっそ恥ずかしくて言えませんがね。
この時気が付かなかった。
モトキの耳が真っ赤に染まってたこと。
そして……
「……ゆるさない。」
後ろから誰かが私たちを見ていたこと。
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リィオ(プロフ) - みずきさん» 読んでくださりありがとうございます！申し訳ないですが、活動名は固定です。すみません……(--;) (2019年11月4日 11時) (
レス) id: 86036bcecf (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 活動名などは変えられないんですか？ 楽しく読ませていただいてます｡ (2019年11月4日 9時) (レス) id: 3bcdf4194e (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 読んだよー！！続き！！！早く！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年10月22日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リィオ | 作成日時：2018年6月6日 21時
