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ンダホがアパートの駐車場に車を停めてくれた。
異様な緊張感が車内に満ちている。
『…じゃあ、行ってくるね。』
モ「俺もいく。」
ン「俺も！」
モトキとンダホがすかさず声を出した。
その顔はとても真剣で、心配という文字が分かりやすく表れている。
『パソコンを取ってくるだけだよ、すぐ戻る。』
ン「っでも、誰か一緒に行った方が……。」
『何かあったらすぐ連絡する。…大丈夫、これくらい平気だよ？』
パソコンさえ取ってこれれば、犯人について何か分かるかもしれない。
それに、これは私が行かないといけないこと。
みんなが私のために頑張ってくれてるのに、当の本人が何もしないなんて。
そんなの自分が許せないから。
そう伝えると、二人は渋々了承してくれた。
『……シルク。』
シ「………。」
助手席にいるシルクは黙ったままだ。少し仏頂面で、でも呼びかければこっちを向いてくれた。
シルクにはここに来る前に話してある、私の覚悟を。
顔を見れば、まだ納得してないってすぐ分かる。
『シルク、ごめんね。』
シ「…謝んじゃねぇよ。」
『…うん。お願い、ね……。』
ンダホとモトキはこの会話の意味が分からないから怪訝な顔でこちらを見ている。
『…行ってくる。』
ン「うん、俺らはここにいるから。」
モ「少しでも変な感じがしたら、パソコンなんていいからすぐ戻ってきてね。」
シ「……気ぃつけろよ。」
3人の言葉を受けて、私は車から降りた。
私の部屋は2階の角部屋。
今はこの位置の部屋にしたことを少し後悔している。
ゆっくり、ゆっくり。
自分の部屋に近づいて。
遠目で玄関先に何もないことを確認した。
『……よし。』
スマホをちらりと見る。
ボタン1つ押せば、シルクに電話が繋がるようにしてある。
部屋の前まで来て、1回深呼吸をして。
鍵穴に鍵を差し込んだ。
そこで気づいた。
鍵、あいてる……。
心臓が早鐘を打ち始める。
頭の中で警報が鳴って、早くシルクたちに伝えないとと思った瞬間。
向こうからドアが開いて、
部屋の中に引きずり込まれた。
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リィオ(プロフ) - みずきさん» 読んでくださりありがとうございます！申し訳ないですが、活動名は固定です。すみません……(--;) (2019年11月4日 11時) (
レス) id: 86036bcecf (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 活動名などは変えられないんですか？ 楽しく読ませていただいてます｡ (2019年11月4日 9時) (レス) id: 3bcdf4194e (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 読んだよー！！続き！！！早く！！！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年10月22日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リィオ | 作成日時：2018年6月6日 21時
