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あの手紙を見た瞬間に、恐怖心が一気に押し寄せてきてすぐに家に閉じこもった。
自分に落ち着け、冷静になって考えろと言い聞かせるけど、思ったより混乱してて考えが纏まらない。
頭の中の整理がつかない状態だったけど、ふと時計を見た時、今日はマサイの家で撮影だったことを思い出した。
約束の時間は過ぎてる。
心配をかけたくなくて、シルクに風邪をひいたと嘘のメッセージを送った。来ないで欲しいと言うのも忘れずに。
メッセージを送ってから、またひとつ深くため息をついた。
どうしてこんなことに……。
戻ってきたのが悪かったの?
みんなと一緒にいることはやっぱりもう許されないことだった?
このことをフィッシャーズのみんなに話せば、どうなるのか。
もしストーカーが逆上してみんなにまで手を出したら?
……そんなのダメだ。
『…また、消えた方がいい……?』
ぼそっと呟いて、涙がこぼれた。
その時
ピンポーン
いきなり聞こえたインターホンの音にビクッと体が跳ねた。
だれ?まさか……。
おそるおそる玄関へ近づき、ドアスコープをのぞき込んだ。するとそこには予想とは反して自分がよく知る人物がいた。
『モトキ……?』
一瞬ストーカーかと思ったため、内心ほっとした。でも……。
『シルクに来ないでって送ったのに……。』
どこでストーカーが見ているか分からない。
早く、帰ってもらわないと。
震える手で玄関の鍵を回し、扉を開けた。
※次行きます。
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リィオ(プロフ) - みずきさん» 読んでくださりありがとうございます!申し訳ないですが、活動名は固定です。すみません……(--;) (2019年11月4日 11時) (レス) id: 86036bcecf (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 活動名などは変えられないんですか? 楽しく読ませていただいてます。 (2019年11月4日 9時) (レス) id: 3bcdf4194e (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 読んだよー!!続き!!!早く!!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年10月22日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リィオ | 作成日時:2018年6月6日 21時