検索窓
今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:110,360 hit

13 ページ14

あの手紙を見た瞬間に、恐怖心が一気に押し寄せてきてすぐに家に閉じこもった。

自分に落ち着け、冷静になって考えろと言い聞かせるけど、思ったより混乱してて考えが纏まらない。

頭の中の整理がつかない状態だったけど、ふと時計を見た時、今日はマサイの家で撮影だったことを思い出した。
約束の時間は過ぎてる。

心配をかけたくなくて、シルクに風邪をひいたと嘘のメッセージを送った。来ないで欲しいと言うのも忘れずに。


メッセージを送ってから、またひとつ深くため息をついた。

どうしてこんなことに……。




戻ってきたのが悪かったの?

みんなと一緒にいることはやっぱりもう許されないことだった?


このことをフィッシャーズのみんなに話せば、どうなるのか。

もしストーカーが逆上してみんなにまで手を出したら?


……そんなのダメだ。

『…また、消えた方がいい……?』

ぼそっと呟いて、涙がこぼれた。

その時

ピンポーン

いきなり聞こえたインターホンの音にビクッと体が跳ねた。
だれ?まさか……。

おそるおそる玄関へ近づき、ドアスコープをのぞき込んだ。するとそこには予想とは反して自分がよく知る人物がいた。

『モトキ……?』

一瞬ストーカーかと思ったため、内心ほっとした。でも……。

『シルクに来ないでって送ったのに……。』

どこでストーカーが見ているか分からない。
早く、帰ってもらわないと。

震える手で玄関の鍵を回し、扉を開けた。


※次行きます。

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
125人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リィオ(プロフ) - みずきさん» 読んでくださりありがとうございます!申し訳ないですが、活動名は固定です。すみません……(--;) (2019年11月4日 11時) (レス) id: 86036bcecf (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 活動名などは変えられないんですか? 楽しく読ませていただいてます。 (2019年11月4日 9時) (レス) id: 3bcdf4194e (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 読んだよー!!続き!!!早く!!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年10月22日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リィオ | 作成日時:2018年6月6日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。