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支度も終わって帰るとき、モトキに「送るよ。」って言われたけど、断った。マサイの家に泊まるんだったらまた戻ってくるの大変だろうし、私のために寒空の下を歩かせるのは申し訳なかったから。
モ「でも女の子一人で夜道を帰らせるのは心配だよ。」
真剣な顔で言ってくるモトキに少し固まった。
『…だーいじょうぶ!そんなに遠くないし。じゃあまたね!』
モ「あ、A!?」
早口で話してすぐに部屋をでた。
エントランスに来てはぁ…とため息がでる。
……顔、赤くなってないかな。
絶対変に思われた。
少し熱を持った頬に手を当てる。
好きだって改めて自覚してからというもの、モトキの一つ一つの言葉や仕草にいちいち反応してしまう。
さっきだって普通に女の子扱いしてくるから、なんか、心臓がきゅうってなった。
『……ポーカーフェイス鍛えよう。あれ?でも鍛えられるものか?ポーカーフェイスって。』
ブツブツ言いながら道を歩く私はきっと変な風に見られるだろう。でも今は夜だから私以外に人はいない。
まだ冬と呼べるであろう季節。夜は一段と寒かった。好き好んで外に出たいなんて思う人はまずいない。
ぴゅーっと冷たい風がふいた。首を竦めてマフラーで口元を隠す。
『…早く帰ろ。』
少し足を早める。
その時に気づいた。
自分のものではない足音が後ろから聞こえることに。
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リィオ(プロフ) - みずきさん» 読んでくださりありがとうございます!申し訳ないですが、活動名は固定です。すみません……(--;) (2019年11月4日 11時) (レス) id: 86036bcecf (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 活動名などは変えられないんですか? 楽しく読ませていただいてます。 (2019年11月4日 9時) (レス) id: 3bcdf4194e (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 読んだよー!!続き!!!早く!!!(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年10月22日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リィオ | 作成日時:2018年6月6日 21時