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モトキside

転校?は?聞いてない。

シルクとぺけたんの方を見るけど、2人も困惑している。
HRが終わって、Aに連絡するために急いでスマホを取り出した。
だけど、

《おかけになった電話番号は現在使われておりません。》

『なんで…!?』

何度かけても変わらないし、メールもLINEも送れないし。

意味わかんねぇ!なんでだよ!

シ「モトキ!お前も何も聞いてないのか?」

『聞いてない…2人も?』

ぺ「うん…A……なんで……。」

『…ンダホとザカオに聞いてみよう。あの2人が1番付き合い長いから!』

シ「俺ザカオに電話かけるわ!」

『じゃあ俺はンダホに!』

ンダホに電話をかけると、向こうも休み時間なのかすぐに出た。

ン《もしもしー?どしたのモトキ?》

『ダホ!Aのことなんだけど、』

ン《A?そういえば風邪治ったかな?もーあの子はすぐ心配かけてw》

『……その様子だと知らないみたいだね。』

ン《へ?何が?》

『……Aさ、転校したって……』

ン《……え?ちょっと、待って。よくわかんない。何それ。》

『俺だって分かんないよ…!』

こっちだって混乱してる。

ザカオに電話をかけていたシルクが戻ってきた。ザカオも何も知らないみたい。

分からないことだらけだ。

放課後ンダホたちとも合流してAの家に行ったけど、すでに引っ越したあとのようで空き家になっていた。


先生にもAがどこに行ったのか聞きに行ったけど、Aが誰にも言わないでほしいと言っていたらしい。



なんで?

どうして俺たちに何も言わずにいなくなったの?

みんな突然過ぎて現実に頭が追いつけてない。

今、どこにいるの?A………。




高校1年最後の月に
Aは俺たちの前から姿を消した。

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作者名:リィオ | 作成日時:2018年5月1日 1時

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