巡り巡るはきみのもと9

-2- ページ5

「では、モモの助さま、また後ほどワノ国にてお会いしましょう。」

「うむ！」

「頼んだぞ、イヌアラシ。」




俺たちと一緒に今からワノ国へ
出航する予定だったモモの助。


だが本人の希望で、少しゾウに滞在したあと
イヌアラシとワノ国へ来ることになったのだ。




「ではロー殿、ワノ国までお頼み申す！」

「あぁ。」




そしてワノ国へまでは、俺たちの潜水艦
ポーラータング号で向かうことになった。




「みんなー！またねー！！ガルチュー！！！」

「ベポもまた帰ってきてねーっ！」




俺たちもまた、ミンク族たちに見送られ
ワノ国へと出航した。




「2年ぶりのポーラータングだぁ！！！！」




下象し、ポーラータングの甲板に
ベポと一緒に降り立ったキツネ屋が嬉しそうに言った。




「あっちでよく、2人で本読んだね！」

「うん！新しい本、たくさん仕入れたからまた読もうな！」




キツネ姿でベポの頭の上に乗ったまま
思い出話に花を咲かせている2人。




「にしても、ベポとキツネ姿のAの組み合わせ、可愛いわね。」

「わかりますロビンさん！？いや〜あれ見るとほんと癒されるんすよ。」

「一船に一台は置いておきたいわね。」

「ですよねー！！」




ペンギンとニコ屋が訳のわからん話を…




でも、キツネ屋がベポの頭の上に乗るあの姿
本当に懐かしくて。



キツネ屋が、またポーラータングにいる。


本当にキツネ屋が戻ってきたんだと
このタイミングでまた実感した。




「さぁお前ら！すぐに潜水するぞ。船内へ入れ！」

「「アイアイ！キャプテーン！！！」」




2年前と同じ光景、だけど、同じじゃない今。




「トラさん、行こ！」

「…あぁ。」





____また新たな旅が、ここから始まる。

-3-→←ゾウ編・新たな旅へ向けて-1-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す