ワノ国編・ほんとうの居場所-1- ページ33
「移動中で気づかなかったの。」
「いいのよ。この前の工場破壊の件について、カイドウ様からの返事を伝えたかっただけだから。」
Aと顔を見合わせる。
Aは大丈夫だって言ってたが……
「と、その前に…」
少しゆっくりと、撫でるように話す女。
「あなた、もしかして今、トラファルガー・ローや弟くんたちと一緒かしら？」
……！
「私の行動は、あなたたちには関係ないはずよ。」
声色ひとつ変えず答えたA。
「今まではね。ただ、今回はあの2組の海賊団がカイドウ様に喧嘩を売ったんだから。そいつらと一緒にあなたが今もいるかどうか知るのは大切なことよ。」
「一緒じゃないわよ。」
「へぇ？」
信じているのか、信じていないのか
よくわからない返事をした女。
それでもAは、焦っているようには見えない。
「トラファルガーの本当の目的は、ドフラミンゴを潰すことだった。だから、ドレスローザであの2組の同盟も終わったの。」
「もちろん、私もドフラミンゴを潰した今、ハートの海賊団にいる理由はないから離れた。だから、行き先は知らないわ。」
「麦わらの一味は？あなたたち、兄弟なんだから。これからどうするか聞いてるでしょう？」
「ルフィの行き先も知らないわ。それに、私は自分の話はルフィにしていないから、あっちは私のことなんて知らないわよ。離れた後に手配書の名前を見て驚いたでしょうね。」
「あらそう。」
少しの沈黙のあと、女が静かに答えた。
「その話が本当か嘘か…私にはわからないわ。だってゼロは…」
女が挑発するように、ふふっと笑った。
「嘘つきだものね？」
「……。」
何も言い返さないA。
俺にもAがどう思っているのか、
その感情はわからない。
「まあ、信じてあげるわ。嘘だとしても、カイドウ様には誰も勝てやしないのだから。」
「えぇ、そうね。」
「カイドウ様からの伝言よ。すぐに鬼ヶ島へ来るように。スマイルの製造方法が欲しい、と。」
「わかった。でもいま、 ドレスローザにいるの。カイドウ様から貰った刀が折られてしまったから、直してもらってて。」
明日には出航できる、と続けた。
「ならここへは2週間後ね、わかったわ。着いたらまた連絡を。」
電伝虫が切れた。
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ソンア(プロフ) - プスメラウィッチさん» ありがとう！最近ゆったり更新ですが…笑頑張ります！ (8月8日 9時) (
レス) id: 0dc28b449b (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - pocoさん» ありがとうございます！ (8月8日 9時) (レス) id: 0dc28b449b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 更新頑張って下さいね。待ってます(*^^*)応援しています。 (8月3日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
poco(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白いお話で一気読みしてしまいました！！これからも更新楽しみにしています！応援しています！ (7月29日 21時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
ユイナ(プロフ) - 美月さん» お久しぶりです！最近サボりがちですがT T 書き溜めてはいるので、ぜひぜひこれからもよろしくお願いします！ (2023年3月11日 22時) (レス) id: 0dc28b449b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソンア x他1人 | 作成日時：2022年7月13日 1時
