グリーンビット・チェイス-1- ページ46
「トラさん！！そんなこと言ったら…！」
キツネ屋が俺の腕を掴む。
「フッフッフッ、不器用な男だ。おめぇは。」
「では。称号剥奪で。」
藤虎が剣を鞘から抜いた瞬間、
上から隕石が落ちてきた。
「…嘘だろ…？！」
「なっ……！」
「キツネ屋、シーザーを連れて離れろ！」
キツネ屋とシーザーが離れた直後に
ROOMを広げ、隕石を切った。
ドフラミンゴも糸で隕石を粉々にし、
藤虎は自分に降りかかった隕石は、重力で跳ね返した。
「なんつー、攻撃だ…」
「おい藤虎！俺も潰されるとこだったぞ！！」
俺と藤虎、ドフラミンゴの足場以外の地面が
隕石によって深くまで陥没してしまっている。
「トラさん！！」
キツネ屋も、どうやら上手く避けたらしい。
シーザーを手放すこともなく陥没した地面の
淵から俺を呼んだ。
「それは失礼しやした、天夜叉の・・・では、まずはあなたから逮捕させていただきやす、ローさん。」
「まさか、俺から逃げられるとは思っちゃいねぇよな？ロー。」
2:1だ…クソッ…
隕石を再び落としてきた藤虎。
ROOMを出し、斬ったあとにシャンブルズで
キツネ屋の元へ一瞬で移動した。
「キツネ屋！いくぞ！」
「っ、うん！」
一旦、3人で森へ逃げ込む。
もちろんすぐに後ろから藤虎とドフラミンゴが。
____プルプルプルプル…
絶え間なく後ろから襲ってくる攻撃を
キツネ屋と避けながら、ナミ屋に連絡するが
一向に繋がらない。
「くそッ…番号は合ってるはずなのに…！」
「トラさん、もしかしたらナミたちにも何かあったのかな……」
「もう逃げ切れねぇぞ。ロー。」
あっという間に追いついてきたドフラミンゴに
シーザーが叫んだ。
「おーい！ジョーカー！！こいつを始末する前に取り返して欲しいものがある！俺の心臓をローに取られた！」
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
