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「おい、ロー！こちらサンジ！」
「黒足屋か。工場は見つかったか？」
「それどころじゃねぇ！すぐにそこを離れるんだ！！」
…？
キツネ屋と顔を見合わせる。
「何を言ってやがる。これからシーザーの引き渡しだ！」
「ドフラミンゴは七武海を辞めてなんかいねぇ！シーザーを返しても、なんの取引も成立しやしねぇんだ！」
「理屈がわからねぇ。一体…」
「俺たちは、完全に嵌められた！！！！」
「とにかく急げ！じゃあ切るぞ！」と
黒足屋は忙しく電伝虫を切った。
「七武海を辞めてねぇだと…？」
「それに、サンジさんも何か巻き込まれてるみたいだった。」
「どうしろってんだ…」
そんな時、砂の中からニコ屋が現れた。
「え、ロビンさん？！」
「これは私の本体じゃないわ。本体は、地下にいる。ちょっと、トラブルに巻き込まれて。」
こっちもトラブルか…！！
「でも無事よ。後で必ず合流するわ。」
「そうか、わかっ……」
海軍大将、藤虎……！！
森の中から、部下を引き連れた海軍大将が現れた。
「トラファルガー・ローさん、ですね。そしてあなたは、スモーカーくんの報告にあった、キツネさん。頂上決戦で突然現れたお方が、手配書の"しゃべるキツネ"と同一人物だったとは。」
それとほぼ同時に、ドフラミンゴも
ドレスローザ上空から飛んで来た。
「トラさん、まさか大将がくるとは思ってなかったでしょ」
キツネ屋も、パンクハザードで俺が白猟屋に
次の行先を言った意図をわかっていたらしい。
「おい、ロー。お前にしちゃ上出来じゃねぇか。まさか海軍大将がお出ましとはなあ。」
ビーチに降りたドフラミンゴ。
馬鹿にしたように俺に言ってきた。
「七武海を辞めた俺は、怖くて仕方ねぇよ。」
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
