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森から現れたものを見て、一瞬
全員がポカンとした。
「おっ…おもちゃ？！！！！」
確かに、おもちゃがこちらに歩いてきているのだ。
思わず大声を上げ、隣の
キツネ屋の後ろに隠れる鼻屋。
「おおおおい！なんかこっちに歩いてくるぞ！なんだぁ？！！」
目の前で立ち止まると、おもちゃは
俺たちを見上げ森の方を指さした。
「道を教えてくれているのかしら？なんだか、生きているみたいね。」
「何か知ってる？」とニコ屋がシーザーに尋ねる。
「知らねぇよ！俺は実験にしか興味ねぇんだ！ドフラミンゴの能力がなんかじゃねぇか？」
ドフラミンゴの能力ではないだろうが、
ドンキホーテファミリーの誰かの
能力ってことは大いにあり得る。
そうすれば、こいつは俺たちを嵌めようと
してるって可能性もあるが…
「よし、行こーう！！」
「キツネ屋！！！」
何の疑いもなく勝手におもちゃについていった
キツネ屋を追いかける形で、結局俺たちも
おもちゃについて行くことになってしまった。
「なっ、なんだこりゃあ！！」
森を抜けるとそこは、ドレスローザの街中。
その街の不思議な様子に、再び驚かされた。
たくさんの動くおもちゃ達が当たり前に
街中にいるのだ。
「道案内ありがとー！」
俺たちをここに連れて来たおもちゃは
一礼し、スキップしながら街中へ戻って行った。
この、謎の動くおもちゃのことも気になるが…
俺たちはとにかくグリーンビットだ。
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
