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「妖狐？？」
「ワノ国に昔から伝わる妖怪のことでござる。見た目は狐だが、妖狐は炎を操り、人や他の動物に化けることが出来ると言われておるのだ。」
「へぇ…！じゃあ妖狐なら、私、他の人間にもなれるのかな？！」
「すっげー！！キツネ！俺になってみてくれよ！」
麦わら屋がさらに目を輝かせる。
「やったことないから、練習してみる！！！」
「キツネちゃんが、自分は戦力としてここにいるって言った意味がわかったわ」
麦わら屋やトニー屋と、あーだこーだいいながら
変身の練習を始めたキツネ屋を眺めながら
ニコ屋が言った。
「もし本当にキツネちゃんが、妖狐の実を食べたなら幻獣種ってことになるわね。どこで手に入れたのかしら？」
「俺も、詳しくは知らねぇ。」
「朝刊です！」
そんな時、甲板に落ちてきた朝刊を拾い
ホネ屋が言った。
「お！やっときたか！」
床に広げた朝刊の周りに集まる全員。
さて……記事は…
「ドンキホーテドフラミンゴ、七武海脱退…！」
よし…！
「ドレスローザの王位を放棄？あいつ王様だったのか？」
「というか、こんなにあっさりことが進むと逆に不気味だな。」
こいつらほんと、新世界の海賊のこと
知らねぇのによくここまで来れたよな……
「これでいいんだ。やつにはこうするしか方法はない。」
「ふーん。で、なんで俺たちの顔まで載ってんだ？」
麦わら屋の言葉で、隣りのページを見ると
「ハートの海賊団と麦わらの海賊団同盟」の記事が。
「七武海、トラファルガー・ローに対する海軍の見解は不透明。だとよ、トラ男。」
「別に、どうだっていい。」
それと、アプー、キッド、ホーキンスの
海賊同盟も記事になっていた。
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
