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……。
麦わら屋の船は、寝てる時でさえ騒がしい。
「肉ーーっ！！！んぁぁ…zzz」
「っ！！」
主に、麦わら屋が。
みんなよく普通に寝れてんな……
甲板で寝よ……
「……？」
甲板に出ると、手すりから海を眺める
キツネ屋の後ろ姿が見えた。
「あっ、トラさん！」
すぐに俺に気づいて、振り向いたキツネ屋。
「面…外さないのか？夜だけど。」
「まだルフィの仲間たちには見られたくないからね〜」
そういや、ニコ屋とモモの助と風呂の時も
面をつけてたみたいだし……
徹底してんな。
「そのうち、誰かになんでずっと面つけてんのか聞かれるんじゃねぇか？」
「まあ、それは上手く誤魔化すよ！」
なぜ、麦わら屋たちに存在を知られたくないのか。
その理由はやっぱりまだ、話してくれねぇか……
「ところで、こんな夜中に何してたんだ？」
「シーザーに、SADについて詳しく聞いてたの！」
小さなカプセルを取り出したキツネ屋。
中には緑色の液体が入っている。
「トラさんたちが闘ってるときに取ったから調べてみたんだけど、よくわからない成分が多くて…」
「あん時、ずっと気絶してたんじゃなかったのか？」
「いや、途中から少しだけ動けたからこっそり採取しておいたの」
「身体中、死ぬほど痛かったけど！」
と呑気に笑っているが、ヴェルゴの攻撃を食らって
本当に、相当痛かったはずだ。
「……。」
パンクハザードでは人間姿に戻った時も
全身が隠れた服だったから見えなかったが…
今見ると、結構な数のアザや小さな傷が…
……！
「お前……」
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
