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-その日の晩
サニー号は、もの凄く騒がしい。
「お前のせいでおちおち休んじゃいられねぇよお！」
「いつドフラミンゴが来るか！！」
錦えもんに甲冑を着せてもらった
ハナ屋とトニー屋は甲板をウロウロ。
同じく甲冑姿の麦わら屋は、釣りをしながら
「甲冑着れたしいいじゃねぇかあ！」と笑った。
その近くで、何やら言い争いをしながら
ゾロ屋と錦えもんが刀でやり合っている。
「おーい、みんな！夜食にピザ作ったが食べるか？」
黒足屋の一言で、うるさかったそれぞれが
やっと静かになる。
「ピザ？存じ上げぬが、きっと乙なものなのであろう！さて、モモの助はもう寝ておるかな？」
「モモちゃんなら今、ロビンとキツネとお風呂よ！」
「「「なに？！！！」」」
ナミ屋の言葉を聞き、黒足屋とホネ屋、錦えもんが
血相を変えて風呂場に駆け上がって行った。
「おい！モモの助！！それは反則だぞ！！！」
「子供でも許されないことがあります！！」
「マゲを今すぐ切り落とせ！！！」
風呂場から、3人の大声が聞こえてきた。
…はあ、静かになったと思ったのに……
って、待て。
「おいナミ屋。さっき、キツネ屋も一緒って言ってたよな？」
「ん？そうだけど、」
「まずい…」
キツネ屋には恥ずかしいという感情がないのか
以前俺に裸を見られたとき、無反応だった。
今もそれだったら……
「ROOM！」
さすがに、もう19歳の「女」の身体は
見られちゃまずいだろ……！
「シャンブルズ！！」
「「わっ！」」
咄嗟にそこにいたナミ屋と、キツネ屋を入れ替えた。
「………なっ…！」
目の前に移動させたキツネ屋の姿を見て
言葉に詰まる。
「えっ、外？！」
普通に服、着てるし、なんなら
ばっちり面までしてるじゃねぇか…
てか、もし服着てなかったらどうしてたんだ俺。
「びっくりしたぁ…」
「…はあ。」
何やってんだ、俺は。
「え？！なんでいきなりため息？！」
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
