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「さあ、お前らも証明してくれ。シノクニの前には、4億の海賊も、海軍中将も、七武海もくたばっちまうってことをなあ！！」
シノクニとやら毒ガス兵器の説明が終わると
俺たちの檻は、研究室の外へ吊り出されてしまった。
「どうすんだ！！チクショー！海楼石〜…」
暴れた麦わら屋だが、海楼石の鎖でバッチリ
巻かれているのですぐに力が抜け倒れる。
「もうガスが近くまで…！！スモーカーさん！！」
「見りゃあわかる。」
……檻の中に…カメラはないな。
「おい、キツネ屋。」
「あ？お前、誰に話しかけて…」
「やっと話せる？」
「っておお！！なんだ？！キツネがしゃべった！！」
服の中から、俺を見上げるキツネを見て
麦わら屋が目を輝かせる。
「あぁ。外からは映されてるから出てくるなよ。」
「そいつお前のペットか？！」
「ペットじゃねぇよ。」
お前の双子だよ。
と言いたいところだが、キツネ屋は全く
それを言うつもりはないらしい。
「騒ぐな麦わら屋。…キツネ屋、SADの場所までは大丈夫なんだな？」
「うん、問題ないよ！トラさんたちも…」
俺の顔を見た後に、
「大丈夫だね！」と明るい声で言ったキツネ屋。
「これがよく大丈夫に見えるな、お前。」
「なにこの女の人、怖いよ。」
「白猟屋が中に入ってんだ。女海兵はこっちでくたばってる。」
「なっ！！！くたばってなんか！！！」
……。
「まあ、いい。この中で誰か物を燃やせるやつは。」
「俺に任せろ！」
ロボ屋が手を挙げた。
「じゃあ、向かって右下の軍艦を燃やせるか。」
「おうよ！」
ロボ屋が、口から火を吐き目論見通り
軍艦が燃えて煙がこちらに流れてきた。
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
