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「フッフッフッ、おい。ガキが大人の真似事をするんじゃない。」
声に余裕が感じられるドフラミンゴ。
「ベビー5とバッファローの身体はどこだ？」
「さあな。お前らで探せ。」
「あんまり、俺を怒らせるんじゃぁない。いまどこにいる？」
「そんな悠長なこと言ってられるのか？」
そんな余裕でいられるのも、今だけだぞ…
「今、お前が怒らせちゃまずいのは…カイドウだろ。」
「あぁ？」
さっきまでとは違い、少し怒りを含んだ声がした。
「お前がスマイルをもう作れないとやつに知れたら、どうなる？カイドウ話が通じるやつじゃないだろ。激しい戦いになるだろうな。」
「若、顔色が…！」
ドフラミンゴは何も言わない。
だが、代わりに聞こえてきたバッファローの声で
あいつが今、どんな顔をしているのか想像がつく。
「お前は、消される。」
「どうすりゃシーザーを返す！！さっさと条件を言え！」
ドフラミンゴが怒鳴る。
「王下七武海を辞めろ。リミットは明日の朝刊。脱退が報じられていれば、こちらからまた連絡する。報じられていなければ交渉決裂だ。」
「ロー！あなた自分が何言っ」
あいつが今の地位を全て捨てて
地に落ちれば……
「トラさん、つっよきー！」
通話をきった直後、キツネ屋がパチパチと拍手する。
「でも、ドフラミンゴが七武海を辞めたとして、ほんとにシーザー返すの？」
「さぁ。それは状況によるが。引き渡し場所でドフラミンゴを俺が足止めする。その間に麦わら屋たちには、スマイルの工場を破壊してもらう。」
「……そっかぁ。」
……？
「おーい！ロー！キツネちゃん！」
キツネ屋がなんとなく沈んだトーンで
頷いたとき、黒足屋が声をかけて来た。
「デザートを作ったんだが、食べるか？」
「え！いいの？！」
そう言ってキツネ屋が、
パッと人間姿に戻った瞬間。
「うおおおおーー！！！」
黒足屋が大声を上げた。
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作者名：ソンア | 作成日時：2021年4月2日 20時
