巡り巡るはきみのもと3 (ページ36)

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「？！！！」

まさかと思い、先程見ていたところを
振り返ると……

「キツネ？！！」

「いつのまに行ったんだよ！」

ユースタス屋に話しかけているキツネ屋。

それを見て、シャチとペンギンが青ざめる。

「キャプテン！早く！連れ戻してください！！」

「なに言ってるか知らないですけど、なんかキツネめっちゃ話しかけてますよ？！！」

「……ROOM」

シャンブルズして、キツネ屋をこちらに戻す。

「何やってんだよっ！」

「3億越えって気になるから、近くで見てみたくて！」

まあ、キツネ屋らしいっちゃらしい行動だが…

「あいつ、民間人だろうと気に食わないやつは殺すようなやつだぞ、ここでキレられたらどうすんだよ！」

「でも悪い人じゃなさそう！」

「なんでだ？」

「ん～。」

首を傾げて言葉を探すキツネ屋。

「なんとなく！」

「なんとなくって…」

謎に自信満々な声でキツネ屋がそう言った後、
司会の男が舞台袖から出てきた。

「みなさんこんにちは！ようこそ人間屋へ！今日も、みなさんのお気に召す商品がたくさん揃っておりますので乞うご期待を！」

そして、人間オークションが始まって少し後。

もう1人の3億の首、モンキー・D・ルフィの
仲間が突然、この人間屋に現れた。