巡り巡るはきみのもと3 (ページ27)

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「どしたの、怖い顔して？……ん、あれ？」

すぐにドレークたち海賊に気付いたキツネ屋。

「なんだか、見覚えが……」

「X・ドレークだよ！」

ドレークの顔を凝視するキツネ屋を
慌てて引き剥がしながらペンギンが言った。

「あー！あの、2億ちょっとの賞金首のね！…え、まさかあの地面、トラさんとドレーク2人が？」

さっき、ウルージとキラーの争いで
抉れた地面を指差すキツネ屋に答えるドレーク。

「あれは他がやった。俺は無駄な争いはしない。」

「トラさんと同じ考えね。気が合うんじゃない？」

「「合わねぇよ！！」」

・・・！

「合ってるじゃん！」と笑うキツネ屋。

「それより、さっき向こうのレストランにピンク髪のよく食べる綺麗なお姉さんと、ギャングのおじさんと、あとは～、占い師の3人がいたよ。」

「…は？」

「ジュエリー・ボニーと、カポネ・ベッジ、バジル・ホーキンスのことです。」

と、イッカクが付け加えた。

全員、1億超えの海賊だ。

「そんなにいるのか…」

それを聞いて舌打ちしたドレーク。

「ちなみに、スクラッチメン・アプーもこの諸島にいる。」

「へぇ…」

ひとつの諸島に1億超えが、
こんなに集結するなんて。

「楽しそうだね、キャプテン。」

「……まあな。」

楽しく、なりそうだ。