37話 ページ37
ーKyomoto Sideー
その頃、俺はジェシーの部屋で少し皆と飲んだ後、部屋に戻ろうとしていた。
鍵を開けようとすると、向こうから歩いてくる見覚えのある人影が見えた。
あれは、確か。
京「文哉さん。」
文「あ、京本さん、さっきはどうも。、あの。ちょっと良いですか？」
何か話したいことがあるのかも。
京「俺の部屋、よかったら。」
文「あ、はい。ご迷惑でなければ。」
やっぱり、目が笑ってない。
Aちゃんは、ただの幼馴染だと思ってるみたいだけど、この人は、。
文「あの。これ、俺の連絡先です。何かあったら。」
、え？
文「AのこととかAの両親のこととか、相談あれば連絡してください。」
京「ありがとうございます。」
なんで、。
京「どうしてそこまで？」
文「A、あなたが来るまで本当に震えてて辛そうだったんですよ。、でも、あなたが来て、俺には見せないような顔で笑ってた。悔しいですけど、今はあなたの方が相応しそうです。」
なんか認められてる？
文「でも、諦めたわけじゃないんで。じゃあ、失礼します。」
ん？鍵が開く音。
Aちゃん？
「あれ？文哉？なんで？」
文「ちょっと話してた。」
「そっか。あのさ、病院のことちょっと考えさせてもらって良い？」
病院のこと？
文「あ、Aママから聞いた？いいよ。いつまでも待つ。じゃあ、彼氏とのラブラブの時間潰すのも悪いし、帰るね。また明日。」
病院のことってなんだろう。
京「Aちゃん、病院って？」
「ん？、あ。結婚しなくても、病院一緒にやりたいって言ってくれてね。京都に行ったら、大我くんになかなか会えなくなっちゃうから、可能性は低いけど、考えるだけ考えようかなと思って。」
、え？
京「今の病院は？」
なんか違和感。
実は何か仕事うまく行ってないとか？
「、えっと、。」
何か苦しんでいるなら相談して欲しいんだけど。
「隠しててごめんね。ちょっと人間関係に悩んでるんだ。、三枝がさ、最近違う科に移動になっちゃったり、医局長が変わったのね。それで、周りの先生とか看護師さんとかとの関係のバランスがおかしくなっちゃって。」
そんなことがあったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 541人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なみ - みっちゃまさん» 初めまして！コメントありがとうございます。嬉しいです。移行後も更新頑張ります！ (6月11日 8時) (
レス) id: a63707fe56 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃま(プロフ) - 初めまして！いつも楽しみに読んでます！更新頑張ってくださいね♪ (6月10日 21時) (レス) @page49 id: ae6d093884 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - annaさん» 今回はそこまで、影響しません笑。次の章に入ったら伏線回収しますので、少々お待ちください！ (6月10日 20時) (レス) id: 37edce53b2 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - annaさん» 流石！お察しの通り、バイオリン関係です。多分もう少しで判明すると思います。 (6月1日 8時) (レス) id: ee5fa7d873 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - annaさん» 夢主ちゃんがほとんどテレビを見ないというのが実はヒントだったりします笑。更新頑張ります！ (5月25日 8時) (レス) id: ee5fa7d873 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なみ | 作成日時：2023年5月1日 18時
