12話 ページ12
ーKyomoto Sideー
りんごを剥いて、持っていくと急に藤川さんが謝り始めた。
LINEの返事がない理由。
本当はなんとなくわかってた。
忙しいのももちろんあったんだろうけど、戸惑ってるんだろうなって。
でも、話したい気持ちが抑えきれなかった。
俺の当然という言葉が引っかかったのか、藤川さんが急に顔をあげると、
体のバランスが崩れたのか、倒れそうになった。
京「あっぶな。大丈夫ですか？」
間に合ってよかった。
こういう時、スローモーションに見えるって本当なんだな。
藤川さん、華奢で背が小さいからすっぽり収まってる。
なんだか、不謹慎だけど。可愛い。
「す、すみません。」
正面から抱きしめてるような体制だから、顔は見えないけど、耳が真っ赤。
俺のこと、少しは意識してくれてる？
いやいや、病人相手に何考えてんだ。
京「とりあえず、座りましょうか。」
「す、すみません。とにかく、京本さんからの連絡、これからはちゃんと返信しますね。、りんご、ありがとうございます。いただきます。」
これを機に友達みたいになれたらいいんだけど。
そう思いながら、りんごを食べているのを眺めていると、インターホンの音が鳴った。
「あれ、宅急便来るはずないんだけどな。」
そう言うと、立ち上がってモニターを見に行き、固まった。
もしかして、来客？
大丈夫ですかと声をかけようとした時、ドアを叩くような音が玄関から聞こえた。
京「不審者ですか？」
「あ、いえ。同僚です。具合悪いのを知ってて心配してきてくれたんだと思います。」
そう言われてみれば、微かに、大丈夫？とか、起きてる？とか心配するような男性の声が聞こえる。
「どうしましょう。同僚に京本さんの姿見られるのはまずいですよね。寝室行っててもらえますか？」
女性だったり、情報を漏らすような人なら、よくないけど。
わざわざ心配してお見舞いに来るような人なら大丈夫だろう。
京「大丈夫ですよ。隠れたところで、玄関に靴ありますし。」
「そうですか。、三枝、鍵開けた。入っていいよ。」
苗字の呼び捨て。
かなり親しい間柄なんだろうか。
そう思っていると、玄関のドアが開いて、両手に大荷物を抱えた男性が慌てた様子で入ってきた。
三枝「藤川、玄関の靴。、え？」
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なみ - annaさん» いつもコメントありがとうございます。今回会うのは、あくまでこの前の騒動のお礼という感じです笑。小さな変化に気がつきそうだなとか、色々想像しながらエピソードを入れてます！ (2023年4月27日 22時) (
レス) id: 37d680b38b (このIDを非表示/違反報告)
anna - おー！！とうとう！きちんと！気持ちを言葉に！！！メンバーにも会うのかあ、早いなあ、、って思ってたら夢主ちゃん大丈夫そ？怪我しちゃった？ちょっとしたのに気付く大我くん最高かよ。まじで。てかきょもほくやん。って興奮してます。これからも頑張ってください！ (2023年4月27日 20時) (レス) @page45 id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
なみ - annaさん» ビズを使いたいから、フランスに留学する設定にしたんです笑。更新頑張ります！ (2023年4月27日 8時) (レス) id: 38aea03078 (このIDを非表示/違反報告)
anna - ほんとですねw全然長引かなくて良かったです！ほんとに大好きです。頑張ってください！ (2023年4月27日 7時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
なみ - annaさん» コメントありがとうございます。今回は長引かないので、大丈夫だと思います笑。必ずハッピーエンドにします！！ (2023年4月26日 19時) (レス) id: 38aea03078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみ | 作成日時：2023年3月30日 17時
