01:そんなある日の夜 ページ2
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「いらっしゃいませ、【regis】へようこそ」
こうして私の1日が始まる。
「おい、カウンターの一番右端の席の奴がお前指名してんぞ」
マティーニは怠そうに言った。
『マティーニありがとう！すぐ行くね』
「あぁ」
その前に注文を受けていたお客様の対応をした後直ぐにその人の元に行った。
『お待たせ致しました。Aです___って左京兄？』
「…久しぶりだな。何年ぶりだ？」
左京はふわりと笑う。
『父さんのお葬式以来かな？どう？少しは大人になったでしょ？』
そう自慢げに言うと左京は苦笑いを浮かべ本題を切り出した。
「お前、今学校行ってないんだろ？昼間は何してるんだ？」
『昼間は特に何もしてないよ。いきなりどうしたの？』
モスコミュールをテーブルに置き、問う。
「俺は今、お前の親父さん…秋紀さんも入ってた劇団、MANKAIカンパニーに入団したんだ」
『…そっか、懐かしいな…。父さん、きっと生きてたら喜んだだろうな』
父がよく写真を見せては劇団のことをたくさん話してくれたなと思い出す。
「…でだ。今劇団は人手が足りない。雑用にはなるが来ないか？それにタダって訳じゃない。住む所と3食飯が付く」
一人暮らしの私にとってこれ以上の条件はない。だが、バーテンダーの仕事は続けたい。
『ここの仕事楽しいんだ。だからここを辞めなくていいって言うならいいよ』
「勿論かまわない」
『よし決まり！それで、いつから？』
「明日からだ」
その返答に困惑していると、冗談だと、左京は笑いモスコミュールを一口飲んだ。
01:そんなある日の夜
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天ノ弱な月猫(プロフ) - すごくすごく面白いです！気に入りました！更新待ってます！ (2018年2月28日 23時) (
レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
恋雪(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！楽しみにいています！ (2017年8月12日 1時) (レス) id: f3ffe900f4 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬ひな(プロフ) - まやさん» ありがとうございます(^^)更新頻度は遅いと思いますが頑張って更新します！！ (2017年8月11日 16時) (レス) id: 46a5d9ba75 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます。更新頑張ってください( ´∀｀) (2017年8月10日 21時) (レス) id: d78b0177e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一ノ瀬ひな | 作成日時：2017年8月9日 18時
