第十話 ページ13
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「ん、んぅー」
「あ、白澤さん。起きましたか。二日酔いなどは…なさそうですね」
「あ、うん…」
皆さん、事件です。今僕はどこにいると思いますか?正解は…
鬼灯の部屋のベッドです。
鬼灯の部屋のベッドですとっ!?(大切なことというより自分でも信じられないことなので二回言いました)
ま、まさか…酔ってあんまり覚えてないけどあんなことやこんなことをしてしまった??
「まさか、昨日のことを覚えていないと?」
「えっ!僕やっぱ何かしちゃった!?ごめん鬼灯!!責任とる!!」
「はぁ…そういうことは何もしてないので大丈夫ですよ」
「そっかー」
やっぱ鬼灯のことだしいくら酔ってても僕とはしないよねー。はぁ…
「とりあえず朝ごはんに粥を作ったのでよろしければ食べて下さい」
「ありがとう鬼灯!!」
まじで!?やった!うれし!!
「…寝起きの貴方はとても素直なんですね」
「なんか言った?」
「いえ」
「鬼灯!これすっごく美味しい!」
「お口にあったようで何よりです」
あれ?なんか鬼灯と普通に喋れてない?もしかしてもしかするのか??…まぁ考えるのは後でいーや。それにしても美味しいなー。持って帰りたいくらいだよ。
「鬼灯が僕のお嫁さんだったらいいのに」
「貴方昨日もそんなことを言っていましたが、まさか色んな方に粉かけまくってはいないでしょうね?」
「まっさかー!」
「…今日は昨日がまあまあ楽しかったので不問にしておきます」
やっぱり!なんか鬼灯が素直だ!!これはきたかもしれないぞ!!
「んふ。やったね!…じゃあ僕はこれで」
「まてまてまて。否、待ってください。ここ私の部屋なんですが」
「ん」
「ん、じゃないですよ。布団に潜らないで下さい」
「だってこの匂い好きなんだもーん」
「…」
「にゃから…ぐぅ」
「…はぁ」
後で聞いた話だけど、鬼灯はこの時だいぶ悶えていたらしい。(座敷童子ちゃんズより)
「…仕事行こ」
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フィン - めっちゃ面白くて好きです! (12月3日 20時) (レス) @page16 id: 87fcaa2032 (このIDを非表示/違反報告)
モブのプリン(プロフ) - ヤヴァイこの続き気になりすぎるんだが???とりまお気に入りとーろくしとこ (2021年2月22日 23時) (レス) id: 290b8ce4dc (このIDを非表示/違反報告)
渡(プロフ) - 面白いです (2021年2月3日 21時) (レス) id: c3f8edfab8 (このIDを非表示/違反報告)
鋳汚 - 面白かったです!更新はまたされますか?頑張ってください! (2020年11月20日 22時) (レス) id: c043956606 (このIDを非表示/違反報告)
イズキ(プロフ) - めっちゃ面白かったです!更新楽しみにしてます!(≧ω≦) (2020年10月5日 2時) (レス) id: 0ea8b0dbfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラヴァン | 作成日時:2020年5月22日 23時