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食事が終わって、
通路を歩いていた時だった。
？「…あれ？せんせーじゃん！」
向こうから歩いてきた女子中学生数人に囲まれた。
『…わ〜、久しぶり！みんな元気だった？』
この子たちは去年音楽を教えていた時に、とても懐いてくれてた子たちだ。
今年もオッパは持ち上がりで担任も持っている。
けっこうおしゃべりなイメージだったけど…大丈夫かな。
女子A「元気ですよ〜！なになに、先生たち付き合ってんの？」
女子B「えー、いつから？」
「……お前たち…」
あちゃ〜と片手を額に当てて、しまったという顔をしているオッパ。
だから言わんこっちゃないのよ…
さて、何て言おうか。
隣のオッパを見上げた。
「…ヤー、付き合いだしたのは４月からだよ…」
あ、正直に言うのね。
女子B「わぁ、そうなんだ〜！
え、どっちから告白したんですか？」
「…やー、なんでそんなの言わなきゃいけないんだ…」
あらら、オッパの顔が赤くなってきた。
オッパ、学校とキャラ違うんじゃ…そうでもないか。
通路を塞ぎそうな勢いだったから、周りの迷惑にならないよう端に移動して…
女子A「えー、どっちからですか？」
女子C「先生から？」
女子B「A先生から？」
「『………』」 二人して顔を見合わせる。
えっと、あれはどっちになるんだっけ…
「…しょうがないな、学校で言うなよ？
両方だよ」
女子B「えー、お互いに告ったってこと？」
口々にきゃあきゃあ言っている… 女子中学生。
これは… オッパ、大丈夫だろうか。
『…まぁそうなんだけどね。
あの…みんな、学校では内緒にしてくれる？』
女子A「もちろん！先生、心配しなくていいよ！」
…ああ、なんて素直な可愛い子たち。
改めてこの子たちが生徒で良かった…と思った。
女子A「…あぁ、そうだ。
今、実習生来てるの知ってる？」
『うん。さっき聞いてたとこ』
女子B「あの先生さぁ…ソクジン先生にめっちゃ積極的なんだよ」
『え…？』
「…こら、お前たち！イさんに余計なこと言わないの！」
女子B「あたしは事実を教えただけですぅ〜」
女子C「そうそう。あたし、あの先生、なんかキラぁイ」
女子A「あたしも〜！あの人、絶対ソクジン先生狙ってるよね？」
「やー、お前たち何言ってんだ！早く帰れ」
『…え、そうなの？』
何か、急に不安になってきた。
女子B「あの先生よりA先生の方がお似合いだって！」
女子C「そうそう！A先生なら諦めつくけど〜」
『え…？(どゆこと？)』
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作者名：Lavandula | 作成日時：2022年8月13日 11時
