１月：スノボ ページ29
年が明けて、三学期が始まった。
ソクジン先生からはあれから何もなかったけど、学校が始まる二日前にカトクが来た。
ソクジン先生元気にしてる?
また三学期もよろしくね!
A明けましておめでとうございます
よろしくお願いします
なんか… 先生、ずるくない？
って思っちゃった。
返事、素っ気なかったかしら。
いいんだ、これで。
職場の先輩・後輩に戻るんだ。
新学期が始まって、始業式の日、私はソクジン先生のことを見ないようにした。
正確に言うと、目を合わせなかった。
合わせてしまうと、たぶんいろんな感情が
あふれ出てしまうから…
一日見ないようにしたら慣れてしまったのか、次の日からは普通に接しても大丈夫になった。
でも、パソコンを使わない仕事(授業の組み立てとか)は時間のほとんどを音楽室で過ごすようになった。
だって、やっぱり隣に居辛いから…
ソクジン先生は部活で定時くらいまでは職員室に戻ってこないから、定時が終わるとすぐに帰ったりもした。
学校では気を張り詰めて頑張ってたけど、家に帰ってぼーっとしてたら先生のこと考えてしまう。
私は家でも、仕事のこと考えたりピアノ弾いたり、介護の勉強したり祖母の施設に遊びに行ったりして、ひたすらぼーっとする時間が無いようにした。
そんな矢先。
ナムジュン＆パク先生のカップルから、旧正月の休みに日帰りでスキー場に行かないかと誘われた。
もちろん他の先生達は、忘年会の帰りにあった出来事を知らない。
最近、忙しくすることにもそろそろ疲れてきた私は、単純にスキーを久しぶりにやりたくて(スノボは出来ないけど)行きます！と返事した。
他に誰が来るのか、確かめもしないで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lavandula(プロフ) - れいんさん» ご報告、ありがとうございます。編集してみましたが、変換出来てるでしょうか？ (2022年7月8日 2時) (
レス) id: a48b55d763 (このIDを非表示/違反報告)
れいん(プロフ) - (名前変換できないみたいです💦) (2022年7月7日 22時) (レス) id: e390563a18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lavandula | 作成日時：2022年6月24日 12時
