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…寝れない。
こんな状況で眠れるわけがない。
とりあえず先生に背中を向けて、
もう一度きつく目を閉じた。
早く寝よう…
そのとき。
「…寝たの？」
ぱち。目が開いた。
…ここは寝たふりをするべき？
うーん… どうしよう…
固まっていたら。
「…Aちゃん」
『はい…』 返事しちゃった。
「…まだ起きてる…よね？」
ここは何と答えるべきか…
『…ソクジンさん、寝たかと思ってました』
「…寝れるわけないじゃん。
…あんなキス、しちゃったら」
『………』
背中を向けていたのに、
その言葉で私は仰向けになり、
右側のソクジンさんをチラ見してしまった。
「…端っこだと寒いから…こっちに来たら？」
そう言われたら、仕方ない。よね。
私は仰向けのまま体を右にずらしたけど、
ソクジンさんはこちらに体を向けてきたから
お互いの脚がぶつかった。
『あ、ごめんなさい…』
「…こっち、向いてよ」
ドキン… また、鼓動が速くなる。
そっちを向くってことは、
正面から見られるってことで… 無理だよ！
とりあえず、顔だけ向けてソクジンさんを見たら。
「…体ごとこっち向いて」
いや、無理だって！
『…できない、です』
そう言うのが精いっぱいで、また天井を見た。ら。
……！？ 鏡の天井？！
『ぅわっ………！？』
ふふ、と隣から静かな笑い声がして
思わず横を見ると、ソクジンさんが左腕をついて
いたずらっぽい目をして私の顔を覗き込んできた。
近っっ！
「ふふ……。ここ、上が鏡なんだね」
『…こんなの、初めてです』
なんでそんなことを口走ったのか。私のバカ！
「…僕のこと、慰めてくれるんじゃなかったの？」
そう言いながら、私の髪を軽く撫でてくるソクジンさん。
澄んだ瞳に…射貫かれそう…
初めて至近距離で見たソクジンさんの顔から
目を離せなかった。
「今さら…怖じ気付いたの？」
『そんな…こと…』
「Aちゃん…こういうこと、慣れてないでしょ？」
『………』
こういうこと…というのは、これからすることか。
それとも…
「…自分から、誘ったりすること」
『…バレました？』
開き直っておどけてみせた。
「…しよっか」
ソクジンさんが急に“男の顔”になった。
『…うん』
ソクジンさんは私の体に跨って、
髪に触りながらキスしてきた。
最初はちゅっ、ちゅっ…と軽く口付けて…
次第に深いキスになった。
舌も絡ませられる。
『…はぁ……』
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Lavandula(プロフ) - れいんさん» ご報告、ありがとうございます。編集してみましたが、変換出来てるでしょうか？ (2022年7月8日 2時) (
レス) id: a48b55d763 (このIDを非表示/違反報告)
れいん(プロフ) - (名前変換できないみたいです💦) (2022年7月7日 22時) (レス) id: e390563a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lavandula | 作成日時：2022年6月24日 12時
