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ドンドン
扉が叩かれる
ヒョノが警戒しながら扉に近づく
テヒョンもホソクも((日本人の女の子))とジミンを守るように前にでる
がちゃがちゃと乱暴にドアノブが回されたかとおもうと、
大きな衝撃音がする
4人の目の前に現れたのは、大きな手だった
「な、にこれ…」
テヒョンが驚く
「なにこれって、手だけど」
壊された扉の向こうから、右手が大きくなった少年が顔をのぞかせる
「サンウォン…」
ヒョノが険しい顔をして言う
「やあヒョノヒョン、何企んでるのか知らないけどってか知ってるけど、そこの女と、ジミン、もらってくよ」
サンウォンと呼ばれた少年は右手を元のサイズに戻して、((日本人の女の子))とジミンを指さした
「悪いけど渡せないよ」
テヒョンが睨んで言う
「いや、聞いてないし」
サンウォンはバカにしたように笑う
そして、また右手を大きくしてテヒョンをなぎ倒す
「いってぇ…」
テヒョンは小さくつぶやきながら頭のなかで想像する
出てきたのは
大きな象。
「でっかいものにはでっかいのだよ！」
テヒョンがいうと象は大きく鼻を上げて鳴いた
サンウォンは象を見上げ楽しそうに笑う
「はは、おもしろ」
そして象と同じくらいの大きさに変化した
象がドスドスと足音を鳴らしてサンウォンに近づいていく
サンウォンも体制を低く取り攻撃しようとする
「行くよ。」
その間にヒョノがジミンとホソク、((日本人の女の子))を誘導する
「見え見えなんだよ」
サンウォンが道をふさごうとするが、動きがとまる
「テヒョン、追いつけよ」
目を青くしたホソクがテヒョンに言った
「まっかせて」
テヒョンがニヤリと笑う
テヒョンとサンウォンを残し部屋を出る4人
周りを警戒しながら進んでいく
そこへ鳴り響く警報
『侵入者、侵入者』
「来たみたいだね」
ヒョノが言う
「早く合流しないと…」
ジミンが焦って言う
「！」
((日本人の女の子))が何かに気付いて指をさす
ホソクがそちらに視線を向けると
「A！」
ジホに支えられたAがいた
ジミンが泣きそうな顔で駆け寄る
「なにしてんの、どうしたのこの怪我…」
ジミンが言うと
「へへ、ちょっと油断した」
と笑うA
「油断したって…」
ヒョノも駆け寄る
そして腰に下げていたポーチから包帯やガーゼを手際よく取り出して処置していく
「なに、うまいな、お前」
Aがいうと
「君がここに来た日、注射うってあげたのは誰だと思ってんの。ヒョサンがレッドなら僕はブルーなんだからね」
ヒョノはAと視線を合わせずに言う
「よくわかんね、それ」
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望月碧梨(プロフ) - 続き楽しみです！ (2022年2月5日 16時) (
レス) @page32 id: 40a836d029 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ(プロフ) - はじめまして、ソナです。とても面白くて素敵なお話です。いつでも待ってます。 (2019年8月25日 9時) (レス) id: b222874e5c (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 届いてるかな？大好きなお話です。 (2019年7月28日 15時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - いつでも待ってます！ (2018年9月23日 9時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - この先がきになります！今読み返そうと思ってます。私は、ゆっくり、楽しみにまっていますが、無理はしないでくださいね。 (2018年7月6日 0時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LEA | 作成日時：2017年7月16日 2時
